今あなたは「硬水って飲むと本当に健康になるの?」と気になっていませんか?
硬水が体に良いことはわかっていても、詳しい効果についてはあやふやですよね。
硬水には便通を改善するなど健康に良い効果が複数あります。
もちろん効果はそれだけではありません。
今回は硬水のメリットだけでなくデメリットも詳しく紹介していきます。
本記事を読めば、今後硬水の効果についての疑問はなくなるでしょう。
目次
1. 【知らないと損する!】硬水の3つのメリット
「硬水って結局なんのために飲むの?」と疑問に思っている人がほとんどですよね。
一言で言えば硬水は健康に良いと言われているからです。
具体的には硬水を飲むメリットは3つあります。
- 便秘解消効果がある
- 動脈硬化の予防に繋がる
- 脂肪を燃焼しやすい身体になる
1つずつ紹介していきますね。
1−1. 便秘解消効果がある
硬水には便秘解消効果があります。
それは硬水に含まれるマグネシウムなどのミネラルが腸管を通過すると、体内の水が腸管に集まりやすくなるからです。
腸管の中に水が多くなると、便の水分量が多くなり、便が出やすくなります。
マグネシウムは下剤に使われていることもあり、便通改善の期待ができますよ。
論文にも、マグネシウムが便秘改善効果があることが示されているので興味がある人はこちらを見てみてください!
ただ飲みすぎてしまうと、かえってお腹が緩くなることもあるので注意が必要です。
便秘気味の人はぜひ硬水を選んでみてくださいね。
硬水と軟水の違いは、水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムが含まれる割合を表す硬度の違いです。
硬度が高い水を硬水、低い水を軟水と呼んでいます。
ちなみに日本人には軟水の方が適していると言われています。
1−2. 動脈硬化の予防につながる
硬水を飲めば動脈硬化の予防に繋がります。
硬水はマグネシウムの他にカルシウムも含んでおり、マグネシウムとカルシウムは血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
例えば、心筋梗塞・脳梗塞といった病の対策も可能です。
タバコ・お酒などを摂取しすぎて自分の血液状態が心配という人はぜひ硬水を選んでください。
硬水の基準はWTOと日本で異なります。
次の基準がWTOの硬水の基準です。
種類 | 硬度 |
軟水 | 60mg/l 未満 |
硬水(程度“中”) | 60〜120mg/l |
硬水 | 120〜180mg/l |
硬水(程度“高”) | 180mg/l 以上 |
次が日本の硬水の基準です。
種類 | 硬度 |
軟水 | 100mg/l 未満 |
硬水 | 100mg/l 以上 |
WTOと日本では定義にかなりの差がありますよね。
本記事では日本の基準に合わせて硬水を紹介していきます。
1−3. 脂肪を燃焼しやすい身体になる
硬水を飲めば脂肪を燃焼しやすい身体になります。
カルシウムイオンという、硬水に含まれるミネラルが脂肪燃焼の促進・脂質吸収の抑制を行う効果が期待できるからです。
また、カルシウムイオンは粒子が細かいため体への吸収率が高く効果が期待できます。
「最近お腹周りの肉が気になってきたな…」と感じる人は水を硬水にしてみるのもおすすめです。
2. 【知らないと危険!】硬水の3つのデメリット
硬水にはメリットがある一方で、デメリットも存在してしまいます。
健康のために飲んでいるにも関わらず、身体に悪影響が出るのは避けたいですよね。
だからこそデメリットもきちんと把握しておきましょう。
デメリットは次の3つです。
- お腹がゆるくなる
- 飲みづらさを感じる
- 赤ちゃんや子供に悪影響を及ぼす可能性がある
1つずつみていきます。
2−1. お腹がゆるくなる
先ほど説明した通り、硬水には便通効果がありますが、逆に飲みすぎるとお腹が緩くなる原因にもなります。
硬水を飲む際、お腹が弱い人は特に注意して飲むようにしてください。
それでも飲みたい人は硬度が低い硬水から飲みましょう。
一度硬水を試してみたい人は硬度300から飲んでみることをおすすめします。
第4章の「まずは硬度300から試してみるのがおすすめ!」に詳しく説明していますので確認してみてください。
2−2. 飲みづらさを感じる
「硬水ってなんだか飲みにくい」という声を耳にしたことがある人も中にはいることでしょう。
軟水に慣れてしまっている人は飲みにくさを感じるかもしれません。
なぜ硬水を飲むと、飲みづらさを感じるのかというと、硬水に含まれるマグネシウムが独特の風味を出すからです。
ただ、飲みづらさは個人個人で大きく違うので気になる人はまず飲んでみましょう。
2−3. 赤ちゃんや子供に悪影響を及ぼす可能性がある
便通を解消するマグネシウムは、発達しきっていない幼児の胃では負担になってしまいます。
硬水に含まれるマグネシウムが胃に負担をかけてしまうからです。
なので、硬水は赤ちゃんや子供に悪影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。
小さい子供がいる家庭では硬水はできるだけ控えることをおすすめします。
赤ちゃんが飲む水の硬度は0~60のものを選ぶと良いでしょう。
日本の水道水や天然水はほとんどが軟水なので安心してください。
3. 硬水がおすすめな人はこんな人!
硬水のメリット・デメリットを考慮した上で「おすすめなのはどんな人なのか?」を紹介します。
次の2つに当てはまる人は硬水がおすすめです。
- 水でミネラルを摂りたい人
- 便通持ちや動脈硬化を予防したい人
①水でミネラルを摂りたい人
硬水はマグネシウム・カルシウムといったミネラルを含みます。
軟水ではミネラルが含まれていない、もしくは含まれていても硬水と比較した時に見劣りしてしまいます。
ミネラルはサプリや食事からも摂ることはできますが、「ミネラルを水から摂取したい」と考えている人には硬水がおすすめです。
ミネラルは現代人に不足しがちだと言われているので水で補うことができればお手軽ですよね。
ミネラルが不足すると、貧血や集中力の低下、身体のだるさが出てきます。
仕事のパフォーマンスが落ちている原因もミネラル不足の可能性もあるでしょう。
水でミネラルを摂りたい人には硬水がおすすめです。
②便通持ちや動脈硬化を予防したい人
マグネシウムは便通改善・動脈硬化の予防する効果を期待できます。
そのため簡単に、手軽に健康に気を使いたいという人は硬水を選ぶことが多いです。
普段最も口にする水から変えれば、健康状態も大きく変わるかもしれません。
「最近、お腹の調子が悪い…」「心筋梗塞・脳梗塞が気になる…」という人はぜひ硬水を選んでください。
ミネラルや便通解消など、健康に気を使っている人には硬水がおすすめです。
4. まずは硬度300から試してみるのがおすすめ!
「硬水って高度があったけど、どの硬度がおすすめなの?」と思っている人も中にはいますよね。
そこで、おすすめの硬水の硬度を紹介します。
先に結論を言ってしまうと、硬水を始めてみようとしている人は硬度300から試してみてください。
これは筆者の経験則ですが、硬度300の硬水を1つの基準にしやすいからです。
ちなみに硬度は含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものと考えてください。
「基準ってどういうこと?」と疑問に思った人がほとんどですよね。
次の表を見てください。
分類 | 硬度 |
中硬水 | 101〜300mg/l |
硬水 | 301〜1000mg/l |
超硬水 | 1001mg/l 以上 |
これは硬水をさらに細かく分類した表です。
硬度300は中硬水の最高値。
初めから硬度500から飲んでしまうと、お腹を壊す可能性が高いため、硬度300ぐらいから飲んでみると良いでしょう。
もし、硬度300で「ちょっと苦手だ…」と感じればさらに硬度を下げてください。
「あ、全然違和感ない!」という人は中硬水から硬水へ変えてみても良いかもしれません。
このように硬度300の硬水は1つの基準にしやすいです。
硬度300の硬水で自分に硬水は合うのか合わないかを判断してみてください。
初めて硬水を飲む人は硬度300から試してみましょう。
まとめ
硬水は軟水と比較してミネラルを多く含むので便通改善や、動脈硬化の予防など健康面でのメリットが多いです。
一方でミネラルは胃に負担をかけてしまうので、お腹が弱かったり、幼児がいる家庭で飲む際には注意してください。
硬水を飲むときは、いきなり高い硬度を選ぶのではなく硬度300から始めてみてくださいね。