きよまろは楽天市場でユーザーから高い評価を受けている浄水器です。
総合評価のレビューでも4を超える評価がつき、人気の高い商品であることが分かります。
ただし、注意が必要なのが、以下の3点です。
- 浄水能力が低く、塩素以外の有害物質を除去できない
- 費用が割高
- 浄水器協会に入っていないメーカーで安心できない
この記事では、きよまろを検討中の方に向けて、ウォーターサーバーや浄水器を販売してきた私が、なぜきよまろの浄水器をおすすめしないのか詳しく解説していきます。
おすすめの浄水器を知りたいなら『【2023年6月最新】プロが選ぶおすすめの浄水器10選|選ぶポイントや種類を徹底解説』の記事もぜひご覧ください。
- 蛇口直結型浄水器を選ぶポイント
- おすすめの機種やその口コミ
以上の内容について、詳しく紹介していますよ。
目次
きよまろとは
きよまろとは、仙台にあるダイト薬品株式会社が提供している蛇口直結型浄水器です。
2007年に発売されてから、10年以上も販売され続けています。浄水器本体が1,980円(税込)とかなり安いので、手軽に購入できることが特徴です。
しかし、他のメーカーの蛇口直結型浄水器と比べてみると、きよまろはおすすめできる浄水器とは言えません。
なぜ、おすすめすることができないのか、その理由をくわしくお伝えしていきます。
きよまろをあまりおすすめできない3つの理由
きよまろがオススメできないのは、次の3つの理由があるからです。
理由1.浄水能力が低い
理由2.年間費用が安くない
理由3.浄水器協会に入っていない
人気メーカーの最新モデル3種(三菱・パナソニック・東レ)と比較しながら説明します。
理由1.浄水能力が低い
浄水器は、水に含まれる有害物質を除去するために付けるもの。なので、浄水器には高い浄水能力が必要です。
しかし、きよまろの浄水器は浄水能力が低いので、わずかな有害物質しか取り除けません。
次の表で、浄水能力を比べてみましょう。
浄水能力とは、有害物質をどれだけ取り除けるかを示した値です。ここでは、日本工業規格の13項目で比較します。 |
標準タイプなら1つ、高除去タイプは4つの有害物質を除去します。
対して、他の3機種(クリンスイCSP801、TK-CJ23、SMX206)なら、全13項目の有害物質を取り除けます。
せっかく浄水器をつけても、しっかりした浄水能力がなくては効果がありません。
とくに、きよまろが除去できない「濁り」は、目に見えるところなので不安です。
水道水はそのまま口にすることもあるので、より浄水能力が高いものを使った方が安心できます。
日本工業規格で指定されている13項目がどのような有害物質なのか知りたい人は、除去対象物質について(三菱ケミカル・クリンスイ公式サイト)をご覧ください。
私が調べた中で、一番わかりやすく説明されています。
理由2.年間費用が安くない
きよまろはamazonや楽天にて、価格の安さをウリにして販売しています。
しかし、実際に他の浄水器と比べてみると、費用は安くありません。たしかに本体価格は安いですが、カートリッジ代を含むと高くつきます。
次の表は、それぞれの浄水器にかかる年間費用を計算したものです。
費用を比べる時は、必ずカートリッジ代も含めた年間費用で比べてください。カートリッジ代によって、浄水器にかかる費用は大きく変わります。
きよまろの本体価格は、一番安くなんと1,980円。一方パナソニックのTK-CJ23は、本体価格だけで1万円を超えています。
しかし、年間費用で見てみると、標準タイプは2位の14,956円、そして高除去タイプは5位の22,104円です。
結局、カートリッジ代が4,700円と高いので、年間費用は高くついています。
きよまろのカートリッジ購入方法には、口座引落と代金引換、クレジットがあります。
公式サイトで説明を見ると、口座引落の方が料金が安いのでお得に見えます。しかし、口座引落は毎月の支払いですので注意してください。
たしかに、たくさん買うと安くなりますが、購入量は自宅でどれくらい浄水を使うかで決めるものです。
公式サイトの交換目安にまどわされず、生活を振り返って考えてみてくださいね。
ちなみに、今回は条件をそろえて比較するために、代金引換の場合で計算しています。
理由3.浄水器協会に入っていない
浄水器協会に入っているメーカーは、協会が定めた厳しい規格基準の中で製品を作っています。
しかし、きよまろを製造しているダイト薬品株式会社は会員ではないので、そのような規格基準は通っていません。
浄水器協会とは、「安全で機能性の高い浄水器を正しく販売すること」を目標として活動している団体です。
1972年に設立され、現在では東レやTOTO、パナソニックといった大手メーカーなど、45社が会員になっています。(2019年現在)
メーカーが会員でなくとも、有害物質をしっかり除去してくれる浄水器を製造していれば、実質問題ありません。
しかし、浄水器は効果が分かりにくいものです。
どんな有害物質を除去できるかなど、ある程度の情報は製品の品質表示で知ることができます。
ですが、実際に浄水できているかを消費者の私たちが確かめることは難しく、メーカーを信じるしかありません。
だからこそ、メーカーの信頼性をチェックすることがとても重要なのです。
5機種の中では、きよまろ以外の3機種のメーカー(三菱・パナソニック・東レ)は浄水器協会の会員です。
ここからは、きよまろよりも機能性がよく、費用も安いおすすめの浄水器を紹介していきます。
もしあなたが「おいしい水をより便利に飲みたい」と思うなら、近年新しく登場して話題になっているウォータースタンドがおすすめです。
なぜかというと、ウォータースタンドには次の5つの特徴があるからです。
- 水道水を徹底的にきれいにできる!
- 日本が定める有害物質を全て除去できる!
- 冷水・温水・常温水がいつでも使える!
- どれだけ使っても月3,850円だけ!
- カートリッジの交換を自分でしなくてよい!
私が実際に使った感想を『ウォータースタンドってどうなの?コスパ好きな私が気に入っている5つの理由』でお伝えしてますので、ぜひご覧ください。
おすすめの浄水器紹介
私がおすすめする浄水器は、三菱クリンスイCSP801です。
なぜなら、きよまろの浄水器よりも浄水能力が高く、年間費用が安いコストパフォーマンスに優れた浄水器だからです。
- サイズ:W12.6㎝/D13.2㎝/H7.8㎝
- 重さ:約310g
- 色:ホワイト
- 浄水能力:13物質(JIS基準)+2物質(JWPAS B基準)
- 水流切り替え:浄水ストレート/原水ストレート・原水シャワー
- 本体価格:6,980円
- カートリッジ代:1,710円
- 年間カートリッジ交換回数:約6回
- 年間費用(主に4人暮らし ):12,729円
次の表に、クリンスイCSP801ときよまろの違いをまとめましたので見てください。
クリンスイCSP801は、浄水能力が13項目あり、年間費用は12,729円。浄水能力と年間費用のどちらも、きよまろより優れています。
また、クリンスイCSP801を販売する三菱ケミカル・クリンスイは浄水器協会の会員です。
なので、安心して快適に利用できます。きよまろよりもクリンスイCSP801を選べば間違いありません。
クリンスイCSP801がおすすめできる理由について、もっと詳しく知りたい人は“蛇口につける浄水器ならクリンスイCSP801を選ぶべき理由4つ”をご覧ください。
クリンスイCSP801の購入方法
クリンスイCSP801は、スーパーや家電量販店、ホームセンターなど、さまざまなお店で購入することができます。
もちろん、amazonや楽天などのネット販売でも手にいれることができます。
価格は、購入場所によって違いますが、6,900円前後を目安にしてください。
カートリッジ(HGC9S)の購入方法
クリンスイCSP801のカートリッジである「HGC9S」は、本体と同様にホームセンターやamazon・楽天などで購入することができます。
カートリッジをお得に購入したいなら、3個入りのものを選びましょう。
3個入りのもので5,000円前後で購入できるので、1個あたり1,700円ぐらいで利用できます。
きよまろを使用中で困っている方はここを確認
最後に、きよまろについてよくある質問をまとめておきます。
- フリーダイヤル:0120-11-8916
- 営業時間 :平日のみ(土日祝は休み)
定期送付サービスと単体購入ではどちらがお得?
きよまろのカートリッジを購入するときには、単体購入よりも定期送付サービスを利用する方がお得です。
ただし、定期送付サービスの場合には2年以内に解約すると解約手数料が発生するので注意が必要です。
定期購入の解約手数料はいくら?
解約金は、契約期間(24ヶ月)の残月数の半額が、解約手数料となります。
Aコース(4ヶ月に1度の送付)で、口座引落を選択している場合なら、解約手数料は次の通りです。
契約してからすぐに解約した場合には、解約手数料が高くなります。
また、契約は24ヶ月ごとに自動更新されますので、解約の際には忘れずにカスタマーセンター(0120−11−8916)に電話しましょう。
まとめ
きよまろは、浄水能力が低く、年間費用も安くないのでおすすめできません。
機能性の低いきよまろよりも、クリンスイCSP801の方がおすすめです。
クリンスイCSP801は、13項目の有害物質を除去できるほど浄水能力が高く、年間費用も安い浄水器です。
また、浄水器協会の会員でもあるので安心して利用できます。
ぜひ、あなたの浄水器選びの参考にしてください。