ウォーターサーバーの水はペットにあげてもよい？メリットや注意点を解説！

ペットの健康のため、安全でおいしいウォーターサーバーの水をあげてもよいのか疑問に思っていますね。

結論から言うと、ウォーターサーバーの水はペットにあげても問題ありません。

なぜなら、ウォーターサーバーの水は軟水を使用していることが多いからです。

この記事では、ペットにウォーターサーバーの水を飲ませるメリットや注意点を解説しています。

また、ペットがいる人におすすめのウォーターサーバーを紹介していますので、参考にしてください。

この記事を読むことで、ペットに飲ませる水についての知識を得られ、メリットや注意点を知ることで、実際にペットにウォーターサーバーの水を飲ませることができます。

１．安全なの？ウォーターサーバーの水はペットにあげてもよい

結論から言うと、ウォーターサーバーの水は犬や猫、うさぎなどのペットにあげても問題ありません。

多くのウォーターサーバーメーカーでは軟水を使用していることが多く、カルキ臭や不純物が除去されているからです。

一方で、ミネラル分が多い硬水はペットの消化器官に負担をかけてしまいます。

その結果、尿路結石や下痢の原因になってしまう場合もあるためNGです。

毎日の食事から水分を摂取できる人間とは違い、水分の少ないドライフードを食べているペットは脱水症状を起こしやすくなります。

そのため、ペットがいつでもより安全に水分補給できるように、ウォーターサーバーを導入しておくとよいでしょう。

２．備蓄にも！ウォーターサーバーの水をペットにあげるメリット

ウォーターサーバーの水はペットにあげても問題ないと述べました。

では、ウォーターサーバーの水をペットにあげることに、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ウォーターサーバーの水をペットにあげるメリットは、以下の4つです。

なぜこれらがメリットといえるのか、その理由もあわせて説明していきます。

メリット１．カルキが含まれていない

ウォーターサーバーに使用されている水にはカルキが含まれていないため、ペットにあげてもよいです。

本来、水道水であれば消毒目的として塩素が含まれているため、それが原因でカルキ臭がします。

また、カルキを除去するために、一度煮沸するといったような手間がかかります。

しかし、ウォーターサーバーの水は、メーカーでの徹底的な処理によりカルキや不純物が含まれていない安全な水のため、ペットも人間も安心して飲むことができるのです。

メリット２．お湯を使える

ウォーターサーバーはさまざまなメーカーから販売されており、そのほとんどに温度調節機能がついています。

お湯を使えば子猫や子犬にあげるドライフードを簡単に柔らかくできますよ。

その都度、お湯を沸かす手間がないのは嬉しいですね。

また、ペットの体に負担がかからない常温水を使える製品もあります。

メリット３．市販の水よりも安い

普段から犬や猫などのペットに飲ませる水として、ペット用飲料水を選んでいる人もいるでしょう。

しかし、ウォーターサーバーの水は、そのような市販の水よりも安いと言えます。

ウォーターサーバーと市販のペット用飲料水の料金を比較してみました。

市販のペット用飲料水は、500mlを1日一本あげる計算です。

種類	ウォーターサーバー		市販のペット用飲料水
商品画像
メーカー	フレシャス	クリクラ	アースペット	アースペット
水代 （1Lあたり）	160円	121円	322円	296円
レンタル費用	無料（天然水2箱以上で） ※前月0～1箱の場合 レンタル550円/月	無料 ※3ヶ月で利用本数が 6本未満の場合1,100円/月	―	―
月間費用	2,462円（14.4L）	1,460円（12L）	4,830円（15L）	4,440円（15L）
年間費用	29,544円	17,520円	57,960円	53,280円

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このように比較すると、月間でも年間でもウォーターサーバーのほうが安いことが分かりますね。

また、メーカーによっては契約年数が長ければ、さらにお得に水を購入できる場合があります。

そのため、ウォーターサーバーは飼い主や家計への負担にならず、コストパフォーマンスもよいです。

メリット４．備蓄水として利用できる

注文したウォーターサーバーの水は、ガロンボトルやウォーターパックといった形で届きます。

そして、これらは地震や台風などの災害時、水道が使えなくなったときの備蓄水として利用できるのです。

災害時、人間やペットの命に関わるため、水はなによりも先に確保する必要があります。

しかし、水道が止まってしまったり、水が汚染されたりした場合どうしようもありません。

そのようなとき、まだサーバーに残っているボトルの水や、未使用のウォーターボトルを飲み水や生活水として利用することができるため、役立ちます。

ただし、停電になった場合はサーバーのクリーン機能が動かず、水の鮮度が保てなくなるため、長期的な利用は不可能であることを覚えておきましょう。

３．冷水NG！ウォーターサーバーの水をペットにあげる際の注意点

ここまで、ウォーターサーバーの水をペットにあげるメリットについて説明してきました。

一方で、ウォーターサーバーの水をペットにあげる際の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。

メリットがある反面、注意点もあることを知っておけば、快適にウォーターサーバーを使えます。

ウォーターサーバーの水をペットにあげる際の注意点は、以下の3つです。

それぞれ説明していきます。

注意点１．水の選び方に注意する

ペットにあげるウォータサーバーの水を選ぶ際には、以下の3つに注意する必要があります。

まず、ミネラルを含んだ硬水はペットの消化器官に負担がかかり、病気になってしまう可能性があるため、軟水を選びましょう。

水1リットルあたりのカルシウムとマグネシウムの含有量を硬度といいますが、日本の基準は100mg/ℓ未満が軟水、100mg/ℓ以上が硬水です。（参考：カルシウム・マグネシウム等（硬度）｜厚生労働省）

そのため、ペットに水を飲ませる際は、硬度が100mg/ℓ未満の軟水かどうか確認し、購入するようにしましょう。

また、ウォーターサーバーの水には特定水源から採水された天然水と、ミネラルや不純物を除去したRO水を使っています。

• 天然水：ろ過、沈殿及び加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行っていない水
• RO水：0.0001ミクロンの超微細孔のフィルター（RO膜）を通して不純物を除去した水

ルを含まないRO水はペットに与えても問題はありません。

しかし、メーカーによってはRO水にミネラル分を加えていることもあるので、ミネラルが含まれていないかを確認して、RO水を与えるようにしましょう。

そして、冷水ではなく常温水を飲ませる理由は、下痢になったり、体に負担がかかったりすることが原因で、冷水を好まないペットもいるからです。

近年では、常温水を使えるウォーターサーバーも多いため、ペットが冷水を飲まない場合は常温水が使えるウォーターサーバーを検討してみてください。

注意点２．ペットがいたずらしないようにする

ウォーターサーバーは、ペットがいたずらできない場所に設置しましょう。

ペットがウォーターサーバーのコードを噛んでしまい、感電事故につながってしまう危険もあるためです。

また、誤ってウォーターサーバーを倒してしまったら、ウォーターサーバーが破損するだけではなくペットが怪我をしてしまう可能性もあります。

とくに、猫は高いところを好むため、ウォーターサーバーの上に乗って倒してしまうことも考えられます。

そして、ペットが原因でウォーターサーバーの修理が必要になった場合、使用者の自己負担となってしまうことも覚えておきましょう。

このような事態が起こらないよう、ウォーターサーバーを設置する場所には十分注意してください。

注意点３．サーバー内を常に清潔にしておく

ウォーターサーバー本体にクリーン機能が搭載されていることも少なくありませんが、使用者自身でも常に清掃を心がけましょう。

とくに、蛇口部分は水が直接触れる部分のため、そのままにしておくと雑菌が繁殖し、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。

ウォーターサーバーを常に清潔にしておけば、安心しておいしい水を飲むことができますよ。

４．使ってみよう！ペットにおすすめのウォーターサーバー

ここからは、日々ウォーターサーバーの研究をしている筆者が、ペットにおすすめのウォーターサーバーを紹介していきます。

なぜおすすめといえるのか、理由もあわせて記載していますので参考にしてください。

ペットにおすすめのウォーターサーバーは、以下の4つです。

それぞれの特徴についても説明していきます。

１.フレシャス：dewo

フレシャスから販売されているdewoは、グッドデザイン賞を受賞しているほど洗練されたデザインが特徴のウォーターサーバーです。

しかし、外観だけではなく使い勝手のよさも評価されています。

たとえば、給水口の下に位置するトレイはワイド設計となっているため、ペット用の皿が置けます。

そのまま、皿に水を注げるため、一旦別の容器に水を入れるという手間が省けるのです。

また、静音設計のためペットや赤ちゃんの眠りを妨げません。

ほかにも、dewoの水の種類や硬度、料金をまとめました。

硬度は3種類とも100mg/Lを下回っている軟水ですが、味わいは種類によって違います。

たとえば、フレシャス富士はほのかに甘みを感じるのが特徴です。

また、フレシャス朝霧高原は硬度が高い分ほかの2種類よりもミネラルを感じますよ。

そして、フレシャス木曽は3種類のなかで最も硬度が低いため、雑味のない味わいです。

ペットに飲ませるのももちろんですが、赤ちゃんのミルク作りにも最適なので、dewoが気になる人は、以下のページを確認してください。

２.クリクラ：クリクラサーバー

CMでも見たことがあるくらい有名なクリクラのウォーターサーバーは、シンプルなデザインが特徴です。

床置きタイプ（L型）と卓上タイプ（S型）があり、ペットがいたずらしないか心配な人は、キッチンの高い場所に卓上タイプを置いてもよいでしょう。

また、水ボトルの料金が12Lで1,460円と安く、専任の配送員が届けてくれるのもポイントです。

ほかにも、クリクラサーバーの水の種類や、サーバーレンタル料金をまとめました。

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クリクラの水は、不純物をしっかり除去したRO水ですが、ミネラルがあとから添加されています。

しかし、硬度30mg/Lの軟水のため、ペットに与えても問題ありません。

おいしいのはもちろんですが、口当たりがまろやかなので飼い主にもおすすめです。

ミネラルが含まれた軟水を採用しているクリクラサーバーが気になる人は、以下のページを確認してください。

３.プレミアムウォーター：スリムサーバーIII（ロングタイプ）

プレミアムウォーターのスリムサーバーIIIは、横幅27cmととにかくスリム設計のため、置き場所を選ばないウォーターサーバーです。

そしてプレミアムウォーターの特徴は、安全な非加熱処理をおこなっているところだと言えます。

通常は加熱処理をおこなうのが一般的ですが、プレミアムウォーターでは天然水のおいしさにこだわり非加熱処理をおこなっていますよ。

非加熱処理をおこなうことで、溶存酸素が減少せず、水質の高さを保てるのです。

溶存酸素とは、水中に溶けている分子状の酸素のことで、水のおいしさを左右すると言われています。

そのため、非加熱処理をおこなった溶存酸素が多い天然水は、口当たりがよく、まろやかな味わいです。

ほかにも、プレミアムウォーターの水の種類や、サーバーレンタル料金をまとめました。

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プレミアムウォーターの水は、7か所の採水地を厳選しています。

そして、使用者の届け先地域に応じてプレミアムウオーターが採水地を指定し、天然水を届けるシステム「採水地自動指定方式」を採用しているのです。

水の種類は選べませんが、どの種類の水も100mg/L以下のため、ペットに飲ませても問題ありません。

ただし、金城や富士、吉野は硬度が少し高めのため、ペットによっては飲んでくれない可能性もあるでしょう。

プレミアムウォーターについてもっと知りたいという人は、下記ページを確認してくださいね。

４.キララ：スマートサーバー

Kirala スマートサーバーは、ウォーターサーバーでは珍しい炭酸水を作れるウォーターサーバーです。

富士山の天然水を採用しており、オプションの専用カートリッジとシェイカーを使うことで炭酸水が作れますよ。

もちろんペットに炭酸水はNGですが、人間の健康には炭酸水を、ペットには天然水をという使い方ができます。

ほかにも、Kirala スマートサーバーの料金についてまとめました。

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Kiralaの天然水には、人間の肌や骨に含まれるシリカや、健康によいとされるバナジウムが豊富に含まれています。

一見すると硬度が高いように思えますが、硬度は28mg/Lと軟水です。

そのため、ペットでも安心して飲めますよ。

水代は高めの設定ですが、普段の生活に炭酸水を取り入れたい人、ペットにも人間にもよい水を選びたい人におすすめと言えます。

Kiralaについての詳細を知りたい人は、以下のページを確認してください。

まとめ

この記事では、ペットにウォーターサーバーの水を飲ませるメリットや注意点、また、ウォーターサーバーの水の選び方について解説してきました。

ウォーターサーバーの水は、ペットに飲ませても問題ありません。

メーカーで徹底処理されたミネラルが少ない軟水を使用していることが多いからです。

しかし、下痢になったり、体に負担がかかったりすることもあるため、冷水ではなく常温水を飲ませるようにしましょう。

常温水を使えるウォーターサーバーもあるので、ペットに冷水を飲ませるのが心配という人はこちらを選んでもよいですね。

また、水の選び方に注意しつつ、ウォーターサーバーにいたずらしないようにするといった注意点もあります。

そして、ペットにおすすめのウォーターサーバーも紹介しました。

それぞれの機種には異なる特徴があるため、いくつか比較しながらペットにあったウォーターサーバーを選びましょう。

飼い主がペットにあげる水に気を配ることで、ペットも人間と同様に健康的な生活ができますよ。