
災害時にも使えるウォーターサーバーについてお調べですね。
台風や地震が頻繁に起こる昨今、せっかくウォーターサーバーを導入するなら災害時でも使えたり、役に立つものを選びたいものです。
でも、どのウォーターサーバーが災害で使えるのかって、ネット検索をしてもなかなかわからないのもまた事実。
そこで本記事では、災害時にも使えるウォーターサーバーとその使い方を紹介します。
どのウォーターサーバーを選べば災害への備えと日常の利便性を両取りできるのかわかります!
日常でも便利なウォーターサーバーであり、災害が起きた緊急時にも役立つものを使いたい方は、ぜひ読み進めて下さい。
目次
1.災害時にも使えるウォーターサーバーの条件とは?
そもそもどんなウォーターサーバーであれば、災害時に使えるのかを知っていなければなりません。
そこでまずは災害時に使えるウォーターサーバーの条件をご紹介します。
- 水を出すのに電気が不要
- 十分な水の容量がある
- 賞味期限が長いもの
- 転倒しにくい
早速1つ1つ見ていきましょう。
条件1.水を出すのに電気が不要
災害時の停電に備えて、電気が不要なものにしましょう。
ウォーターサーバーには、ボタン式とコック式、レバー式があります。
ボタン式のウォーターサーバーは、水を出すのに電気が必要なので、災害時には使えません。
一方、コック式とレバー式は、水をくみ上げるのに電気が不要なので、停電時でも常温にはなりますが水を出すことができます。
正確には、コック式やレバー式も電気を使いますが、水を冷やすために利用しています。
コック式とレバー式のウォーターサーバーの例をご紹介します。
コック式 | レバー式 | |
---|---|---|
画像 | ![]() |
![]() |
メーカー | クリクラサーバー(クリクラ) ミオサーバー(クリクラミオ) スタンドサーバー(信濃湧水) |
らく楽Smartプラス(コスモウォーター) アクアファイブ(アクアクララ) amadana std(プレミアムウォーター) アクアセレクトライフ(アクアセレクト) |
災害時に使えるウォーターサーバーを選ぶのであれば、水を出すのに電気が不要なものにしましょう。
条件2.十分な水の容量がある
災害時のウォーターサーバーを選ぶのであれば、十分な水の容量を確保しましょう。
ウォーターサーバーのボトルには、4Lから18Lまでの容量のものがあります。
後述しますが大人は1日2.4Lの水分を失うため、災害時に備えておくのであれば、最低でも12Lの容量のボトルを揃えておきたいところです。
仮に4人家族であれば、1日過ごすのに12Lのウォーターサーバーのボトルが約1本必要になります。
災害時も考えてウォーターサーバーを選ぶのであれば、12Lの容量のものがおすすめです。
12Lの容量ボトルを備えたウォーターサーバーをいくつか紹介しておきます。
- クリクラ
- コスモウォーター
- うるのん
災害時に備えて、上記のメーカーを検討してみるのも良いでしょう。
条件3.賞味期限が長いもの
水の賞味期限は、ボトル内の水が「天然水」なのか「RO水」かで異なります。
天然水は、特定の場所から採取した地下水ですが、RO水は、不純物を取り除いた水のことを表します。
不純物が取り除かれているため、天然水よりもRO水の方が賞味期限が長いです。
水の種類 | 賞味期限の目安 |
---|---|
天然水 | 3~6か月 |
RO水 | 1年間 |
RO水を取り入れているメーカーの機種には以下が挙げられます。
- アクアクララ
- クリクラ
- アルピナウォーター
賞味期限が長い水を利用したい方は、RO水のウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。
ぜひ参考にしてみて下さい。
条件4.転倒しにくい
水ボトルは、上置きタイプよりも下置きタイプで重心が低めの、転倒しにくいものを選びましょう。
地震などが起きて転倒してしまうと、けがの原因になります。
さらに、小さな子供がいるとかなり危険です。
また、転倒するとサーバー自体が故障してしまいやすくなります。
重心が低くとれる下置きタイプの方が安定感があるため、選ぶときの基準にしてみましょう。
2.災害時でも使えるおすすめウォーターサーバー
それでは実際にどのようなウォーターサーバーのメーカーだと災害時に使えるのかを紹介します。
コスモウォーター
smartプラスは、2016年度天然水ウォーターサーバーで売上No.1になったウォーターサーバーです。
飲める水は、なんと採水から48時間以内に出荷された天然水!
だから、とても新鮮で、すっきりとした爽やかな味わいが楽しめます。
レバー式なので停電時でも利用できるほか、ボトルも下置きタイプのため転倒する心配も抑えられます。
シンプルで使いやすく料金もお得なので、どんな人にもおすすめです!
サイズ | 幅30cm/奥行34cm/高さ110cm |
カラー | 5色( ブラック・ホワイト・ピンク・ウッド・ライトウッド) |
水の容器 | つぶせるボトル(セット位置:下) |
使える温度 | 冷水・ 温水 |
クリーン機能 | あり |
月額費用 | 1~2人(24L):3,792円 3~4人(36L):5,688円 5~6人(48L):7,584円 |
電気代 | 465~円 |
参考記事 | コスモウォーターってどうなの?契約前に知らないと損する全知識【2021年1月版】 |
※月額費用=水の料金+レンタル料(送料無料・税抜) |
フレシャスデュオ
フレシャスのデュオは「機能性×デザイン」をコンセプトに設計されたウォーターサーバー。
色は、グレー、ブラック、ベージュ、ピンク、ブルーの全5色あるので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
ボタンタイプなので停電時にそのまま利用することはできませんが、ウォーターパックに入っているため、持ち運びができ災害時にも携帯可能です。
普段使いはおしゃれにしたいけど、緊急時にも備えたい!という人におすすめのウォーターサーバーです。
サイズ | W29㎝/D36.3㎝/H112.5㎝ |
カラー | 5色(グレー/ブラック/ベージュ/ピンク/ブルー) |
水の容器 | ウォーターパック(可燃ごみとして捨てられる) |
使える温度 | 冷水・温水 |
クリーン機能 | あり |
月額費用 | 1~2人(25L):4,450円 3~4人(36L):6,408円 5~6人(48L):8,544円 |
電気代 | 月330円~ |
参考記事 | なぜいいのか?フレシャスの人気機種「デュオ」を選ぶべき6つの理由 |
※月額費用=水の料金+レンタル料(送料無料・税抜)
3.いざ災害が起きたときのウォーターサーバーの使い方
実際災害が起こった際に、どのようにしてウォーターサーバーを使えばよいのかも知っておかなければなりませんよね。
ここでは、災害時に慌てずに済むようにウォーターサーバーの使い方を紹介します。
3-1.停電した際
停電時には
- ウォーターサーバーの故障を防ぐ
- サーバー内を衛生的に保つ
という2点が大切になります。
実際に停電した場合を想定して、3つのステップで処理を行いましょう。
停電したら必ずコンセントを抜く
停電したら必ずウォーターサーバーのコンセントを抜きましょう。
なぜなら、コンセントを刺したままにすると、復旧の際に大量の電流が流れることで、ウォーターサーバーの故障につながるからです。
電気がないタイプはプラグの抜き忘れが多いため、注意しましょう。
水抜きを行う
サーバー内の水抜きを1日に1回を行いましょう。
なぜなら、ウォーターサーバー内で雑菌が繁殖してしまう可能性があるからです。
例えば、水を冷やして使用しているウォーターサーバーは、常温になることで雑菌が増えてしまいます。
サーバー内の水を1日で飲み切るか、残ってしまうようであれば水抜きをしましょう。
停電復旧後は温水スイッチをONにする
停電が復旧したら温水スイッチをONにしましょう。
温水機能をONにしておくことで、ボトル内の水を適温にして使用できます。
コンセントを差し込むだけで自動的に復旧するものもありますので、必ず利用しているメーカーの説明書を確認しておきましょう。
3-2.開封したボトルの処理
開封したボトルは賞味期限が短くなるため、早めに使い切りましょう。
開封後の賞味期限の目安を5つのメーカーを以下の表で確認します。
機種 | 賞味期限の目安 |
---|---|
アクアクララ | 2週間 |
コスモウォーター | なるべく早く |
アルピナウォーター | 1か月 |
クリクラ | なるべく早く |
サントリー天然水 | なるべく早く |
どのメーカーのボトルもウォーターサーバーに電源がONになっている時を想定しています。
災害時は停電になる場面が多いです。
停電中は、ウォーターサーバーが常温になってしまうので、雑菌が繁殖しやすいと言えます。
開封したボトルは可能な限り早めに使い切りましょう。
4.災害が起きたときに必要な水はどれくらい?
災害が起きたときには、実際にどのくらいの水が必要なのでしょうか。
ここでは、災害が起きた時に必要な水はどのくらいの量なのかを解説します。
4-1.【飲料用】水は大人1人3L 必要
災害時には、大人1人あたり3Lの水を確保しておきましょう。
人間は、排泄や代謝で1日2.4Lほど水を失います。(参考元:健康長寿ネット)
失った水分を補わないと、脱水症状を引き起こしてしまうでしょう。
4-2.【生活用】1日1人当たり1L必要
災害時は生活に必要な水も確保しておきましょう。
水が必要な場面は以下の通りです。
- 歯磨き
- トイレ
- 身体を拭く
1日1人あたり1L程度必要です。
4-3.【けがの洗浄用】1Lは確保しておきたい!
けがをした時に使う水も確保しておきましょう。
けがの洗浄では、雑菌が体内に入るのを防ぐため傷口の汚れを落とす必要があります。
擦り傷程度であれば、0.2L程度の水が必要です。
災害時はけがをしやすいため、洗浄用の水を1L程度は確保しておきましょう。
まとめ
今回は、災害時に使えるウォーターサーバーについて紹介しました。
災害時には1日1人あたり3L必要であり、やはり緊急時に備えて家族分の水を準備しておきたいですよね。
備蓄用として保管しておくのであれば、賞味期限が比較的に長いRO水が使えるウォーターサーバーがおすすめです。
さらに、停電した場合に備えて、電気を使わず使えるコック式・レバー式を選ぶのがよいでしょう。
災害はいつ起こるかわからないため、万が一の場合に備えておくことが大切です。
備蓄水など、実際使うかどうかわからず場所を取ってしまうようなものを利用するより、普段使いもできるウォーターサーバーを導入してみてはいかがでしょうか?