ウォーターサーバーを導入するとき、電気代や水代など、維持費がどのくらいかかるのか、水道を使うより節約になるのか気になりますよね。
また、利用する際の節約方法があったらいいなと思うこともあるでしょう。
ウォーターサーバーは、温水をすぐに利用できるのでガス代の節約が可能です。
また、各メーカーがエコモードを搭載していたりと、電気代を節約できる工夫がされています。
この記事では、ウォーターサーバーが節約になるメリットや、さらにお得に活用する節約方法を紹介します。
少しでも節約できるように、電気代が安いウォーターサーバーの紹介もしていますよ。
ウォーターサーバーを利用する際の節約方法やメリットを理解して、お得にウォーターサーバーを使いましょう。
本記事を読まれている人には、こちらの記事『全50種から厳選!ウォーターサーバー比較ランキング|2022年7月のおすすめはコレ!』もおすすめです!
- 全50種から選んだおすすめのウォーターサーバー
- 選んで失敗したウォーターサーバーの特徴
- ウォーターサーバーのメリット・デメリット
以上の内容を知りたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
1.節約になる!ウォーターサーバーを使うメリット
近年、多くの家庭に普及しているウォーターサーバーですが、ウォーターサーバーを使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
4つのメリットを紹介するとともに、なぜウォーターサーバーを使うことで節約になるのか、その理由も解説していきます。
ウォーターサーバーを使うメリットは以下の4つです。
- 温水や冷水がいつでも飲める
- 重い荷物を持つ手間が省ける
- 安全性の高い水が飲める
- 災害時にも利用できる
それぞれ説明していきます。
メリット1.温水や冷水がいつでも飲める
冬には、ウォーターサーバーの温水を利用してホットコーヒーやお茶を飲んだり、夏には冷水でアイスコーヒーを飲んだりすることもあるでしょう。
しかし、購入したペットボトルの場合、冷蔵庫に入れて冷やしておく必要がありますよね。
また、常温水を冷やしている人もいるかもしれません。
そのような場合、ペットボトルが庫内のスペースを圧迫したり、冷蔵庫を開ける回数が増え光熱費もかかってしまいます。
また、ポットでお湯を沸かす場合も、時間やガス代をかけて沸かさなければなりません。
朝の忙しい時間帯だとやることが多いので、少しストレスになってしまうかもしれませんね。
しかし、ウォーターサーバーでは温水や冷水をいつでも好きなときに飲めます。
また、ガス代や光熱費が節約できるというのも、メリットと言えるでしょう。
赤ちゃんのミルク作りに手軽に利用できるのも、お母さんにとっては嬉しいポイントですね。
メリット2.重い荷物を持つ手間が省ける
ご家庭で水を使うのに、2リットルペットボトルを箱買いしている人も多いのではないでしょうか。
また、備蓄用として複数の箱を購入している場合もあるでしょう。
男性であれば比較的簡単に運べるかもしれませんが、女性ではそうはいきません。
箱で買わずとも大容量のペットボトルは、自転車で買い物に行く主婦や、高齢者にとって重労働になってしまいます。
しかし、ウォーターサーバーの場合、注文したウォーターボトルが定期的に自宅に届くので、水を買いに行く必要はありません。
また、メーカーによっては追加注文が可能なので、自宅にいるだけでよいのです。
空になったウォーターボトルを回収してくれるメーカーもあるので、ペットボトルのように洗って分別して、という手間がないのもメリットと言えるでしょう。
メリット3.安全性の高い水が飲める
ウォーターサーバーの水を料理に使ったり、赤ちゃんのミルク作りに使ったりする人もいるでしょう。
人の体内に入るものなので、安全性は大変重要と言えます。
ウォーターサーバーで使用されている水は、天然水およびRO水です。
- 天然水:特定の地下水源を使用し、ろ過や加熱以外の科学的な処理を行わない水のことです。
- RO水:水道水などの原水をフィルター(RO膜)でろ過することにより、ほとんどの不純物を除去した水のことを言います。
このように、各メーカーで水質検査や微生物検査などをおこなっています。
厳しい検査をクリアし、安全性が確保された水をウォーターサーバーに使用しているので、安心して飲むことができますね。
メリット4.災害時にも利用できる
日本は「災害大国」と言われるほど、地震や台風などの被害が多い国です。
そのため、水道管が破裂したり、ライフラインが止まってしまったりと、いつ、何が起こるか分かりません。
そのようなとき、ウォーターサーバーの水を備蓄水として使うことができます。
また、ウォーターボトルを2本~3本ほど常備している人も多いでしょう。
メーカーによって異なりますが、ボトル一本あたり12リットルだとすると、36リットル以上を備蓄しているということになります。
人間が1日に必要な水分量は約2.5リットルとされていますので、家族4人の場合は約3~4日ほど持ちこたえられる計算です。
農林水産省では、災害時の備蓄として最低3日分を推奨していますので、十分ですね。(注1)
このように万が一のことが起きても、ウォーターサーバーがあればペットボトルを備蓄しておく必要もありません。
2.どれくらい節約になる?ウォーターサーバーの維持費を徹底比較
ここまで、ウォーターサーバーを使うメリットを4つ説明してきました。
では実際、ウォーターサーバーを使うことで、どのくらい節約になるのでしょうか。
普段ペットボトルを購入したり、ご家庭で電気ケトルを使用している人も多いかもしれません。
ここでは以下の2つの場合について、水代や電気代、ガス代を比較してみます。
- ペットボトルの水を購入した場合
- 電気ケトルを使った場合
それぞれ説明していきますね。
ペットボトルの水を購入した場合との比較
2リットルペットボトルを箱買いした場合、入っている数は1ケースあたり2リットル×6本=12本という計算になります。
また、値段はメーカーや商品によって異なりますが1,200円~2,000円くらいが多いでしょう。
2リットルが12本入った1ケースが1,500円と考えるとペットボトル1リットルあたり、約63円ですね。
一方、ウォーターサーバーの場合、24リットル(12リットル×2本)で3,600円ほどかかります。
この場合、1リットルあたり150円程度です。
このように計算してみると、ウォーターサーバーよりペットボトルを買うほうが安いように思えますね。
しかし、ウォーターサーバーの水は自分の好みに合わせて、天然水およびRO水から選ぶことができます。
また、ペットボトルを冷やしておくのに冷蔵庫を圧迫する必要はありませんし、開閉回数を減らせるので光熱費を節約することができます。
大きく節約できるわけではありませんが、ペットボトルを買いに行く手間も省けますし、重い荷物を運ぶ必要もありません。
アクアクララ | フレシャス | サントリー | プレミアムウォーター | コスモウォーター | |
画像 | |||||
サーバー名 | アクアウィズ | フレシャス・スラット | サントリー天然水 ウォーターサーバー | スリムサーバーIII (ロングタイプ) | smartプラス |
水代 | 1本(12リットル)あたり1,404円 (2年割プランの場合) | 1箱(9.3リットル×2本)
| 1箱7.8リットルあたり 1,350円 | 24リットル(12リットル×2)あたり 3,974円 | 24リットル(12リットル×2)あたり 4,104円 |
ペットボトル1本(500ml)あたりで換算 | 約58円 |
| 約87円 | 約82円 | 約86円 |
《 ← 左右にスクロールできます →》
電気ケトルを使った場合
電気ケトルを使ってお湯を沸かしている人も、多いのではないでしょうか。
電気ケトルの場合、1リットルの水を沸かすのに必要な電気代は約3円です。
毎日使用してもおよそ、月100円ほどでしょう。
一方、ウォーターサーバーの場合、省エネタイプやエコモードが搭載されているもので、安いものでも月380円ほどかかります。
金額だけ見ると、電気ケトルがいかに安いかが分かりますね。
しかし、電気ケトルに水を入れたり毎回沸かす手間を考えると、ウォーターサーバーのほうがすぐに使えるので時短になります。
アクアクララ | フレシャス | サントリー | プレミアムウォーター | コスモウォーター | |
画像 | |||||
サーバー名 | アクアウィズ | フレシャス・スラット | サントリー天然水 ウォーターサーバー | スリムサーバーIII (ロングタイプ) | smartプラス |
電気代 | ウォーターサーバーの消費電力により変動 | 380円/月 | 1,350円/月 | 500円/月 | 約400~500円/月 |
エコモード、省エネモード有無 | あり | あり | あり | あり | あり |
《 ← 左右にスクロールできます →》
ウォーターサーバーを使ううえで水は欠かせないものです。
ですから節約をするとすれば、電気代ということになりますね。
各サーバーの電気代も違いますので選ぶ際にはよく確認しましょう。
3.お得に活用!ウォーターサーバーの電気代を節約するには
ここまで、ペットボトルを購入した場合の水代や、電気ケトルを使用した場合の電気代について比較してきました。
ウォーターサーバーを使うにあたって、水代やサーバー代、電気代はどうしてもかかってしまいます。
しかし、そのなかで節約できるとしたら電気代でしょう。
では、どのようにすれば電気代を節約することができるのでしょうか。
以下の5つの節約方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 電源を切らない
- エコモードや省エネタイプを選ぶ
- 壁から離しておく
- 日当たりのよい場所を避ける
- 定期的に掃除する
それぞれ説明していきます。
方法1.電源を切らない
ウォーターサーバーに限らずですが、使わないからと言って電源のオンオフを繰り返すのはよくありません。
なぜなら、電源を入れたときにもっとも多くの電力を消費するからです。
また、ウォーターサーバーの場合は、電源を落としてしまうと温水が常温になってしまいます。
電源を入れ常温の水を温水にするとなると、さらに電力を必要とするため電源を落とさないほうがよいでしょう。
そして、電源を入れっぱなしにすることで、水が汚染されるのを防ぎ雑菌が繁殖しないようにサーバー内の衛生的な環境を維持することにもつながっています。
少しでも節約したい人は電源を落とさないことをおすすめします。
方法2.エコモードや省エネタイプを選ぶ
ウォーターサーバーには、各メーカーが省エネ機能を搭載しているものがあります。
エコモードやスリープモードを利用することで、電気代の節約効果が期待できますよ。
就寝中や外出時など、長時間ウォーターサーバーを使わない場合は、エコモードを利用して節約しましょう。
メーカーにもよりますが、通常時のおよそ2割程度節約できますよ。
方法3.壁から離しておく
ウォーターサーバーは常に稼働しているため、ほかの家電と同じように熱を持ちます。
熱を持つと排熱する必要がありますが、ウォーターサーバーの場合、背面から排熱しています。
そのため、壁に近い場所にウォーターサーバーを設置していると効率よく排熱できません。
余計に電気代がかかるだけではなく、オーバーヒートの原因にもなるので壁から離しておきましょう。
また、背面だけではなくウォーターサーバーを設置する際は、前後や左右もある程度壁から距離を離しておくことをおすすめします。
方法4.日当たりのよい場所を避ける
ウォーターサーバーは、常に熱を持っています。
それにくわえ、日当たりのよい場所に設置していると、さらにサーバーの温度が上がってしまいます。
また、サーバー内は水温を維持できるように設計されており、温度が上がったりすると維持するために余計な電力を使ってしまうこともあるようです。
さらに、クーラーの近くのような水温を下げるよう場所も注意する必要があります。
同じようにサーバー内の水温を維持しようと電力を使い、電気代が上がってしまうからです。
一般的な家庭であれば、キッチンや家族が過ごすリビングに置くのがよいでしょう。
電気代を節約するために、ウォーターサーバーの設置場所はしっかり検討してくださいね。
方法5.定期的に掃除する
ウォーターサーバーは背面から排熱しており、排熱箇所の吹き出し口にホコリやゴミなどが溜まっていると、うまく排熱することができません。
排熱しているとどうしてもホコリが溜まりやすくなりますが、定期的に掃除をすることで解消できます。
また、そうすることでスムーズに排熱でき、余計な電気を使わずに済みますよ。
ウォーターサーバーをきれいに保つことも、電気代の節約につながるので覚えておきましょう。
このように、これらの節約術を実践することで、余計な電気代をかけずにウォーターサーバーを利用できます。
4.おすすめ!電気代が安いウォーターサーバーの紹介
ここまで、ウォーターサーバーの電気代を節約する方法を5つ紹介してきました。
では、節約方法を実践する以外に、ウォーターサーバーを安く利用する方法はないのでしょうか。
それは、電気代が安いウォーターサーバーを選ぶことです。
安全性の高い水やチャイルドロックなどの機能はそのままに、比較的電気代が安いウォーターサーバーもありますよ。
ここでは、電気代が安いおすすめのウォーターサーバーを3つ紹介していきます。
- フレシャス:Slat
- アクアクララ:アクアウィズ
- うるのん:ウォーターサーバーGrande
それぞれ説明していきます。
1.フレシャス:Slat
「フレシャス Slat」の電気代は省エネモードを使用することで約380円と、かなり安いですね。
一般的なウォーターサーバーの電気代が約1000円/月なのに対し、最新のエコ機能を搭載したフレシャスのウォーターサーバーの場合は約3分の1ほどです。
水代やサーバー代、電気代などトータルコストを考えると、電気代のこの安さは嬉しいですね。
電気代が安い理由は、エコモードを使用し温水の温度を70℃にキープしていることにあります。
また、スリープ機能も搭載されていますよ。
これにより部屋の明るさを自動で感知し、温水の電源を一時的にオフにしてくれるので、就寝時など、誰も使わない時間帯に余計な電力を消費せずに済みます。
フレシャスから販売されているウォーターサーバーでは「フレシャス dewo」の電気代が一番安く、330円/月です。
ですが「フレシャス Slat」がおすすめな理由は、電気代380円/月でコーヒーメーカーとウォーターサーバーが一体になった「フレシャス Slat+cafe」を選ぶことができるからです。
「フレシャス Slat」の機能はそのままに、電気代が安くコーヒーも飲めるので、大変優秀なウォーターサーバーと言えるでしょう。
電気代が安くデザインがオシャレなウォーターサーバーを検討している人は、ぜひ下記ページで詳細を確認してくださいね。
2.アクアクララ:アクアウィズ
「アクアクララ アクアウィズ」は、大手コーヒーメーカー「ネスレ」と共同開発したコーヒー機能付きウォーターサーバーです。
「アクアウィズ」に限らずですがアクアクララの電気代は、ウォーターサーバーの消費電力により異なります。
ですが、一般的なウォーターサーバーの電気代が約1000円/月ほどなのに対し、アクアウィズは従来比約45%削減となっており、かなり抑えられていますね。
ほかにも「アクアスリム」や「アクアファブ」といった機種がありますが、消費電力が一番低いのは「アクアウィズ」です。
ECOモードが搭載されており、温水の待機温度を70~75℃に維持していることが、電気代が安い理由と言えます。
また、HOT BOOSTERボタンを押すことで瞬時に熱湯になるので、省エネもしつつ利便性も兼ね備えている点がおすすめです。
電気代が安く、ネスカフェ純正のドルチェグストやカフェメニューを手軽に楽しみたい人は、ぜひ下記ページで詳細を確認してくださいね。
3.うるのん:ウォーターサーバーGrande
「うるのん ウォーターサーバーGrande」の電気代は、通常使用時だと755円/月、エコモード使用時は513円/月です(床置型の場合)。
エコモードを使用した場合、1日の電気代が約17円というのは驚きですね。
ライトセンサー機能が付いており、部屋の明るさを感知し自動で節電してくれるので、就寝時など、誰も使わない時間帯に余計な電力を消費せずに済みます。
また、温水、冷水に両方に対してエコモードが使用できることも、電気代の安さにつながっているのでしょう。
そして「うるのん ウォーターサーバーGrande」には、電気代が安いこと以外に、1ヶ月のサーバーレンタル料が安いという特徴もあります。
サーバーレンタル料は330円となっており、メーカーにもよりますがウォーターサーバー全体で見ると安く設定されていますね。
ほかにも、うるのんが販売している機種には「スタイリッシュサーバー」や「スタンダードサーバー」があります。
これらのサーバーレンタル代は無料なのですが、エコモードやライトセンサー機能などは搭載されておらず、省エネタイプのウォーターサーバーではありません。
電気代が安く、省エネタイプのウォーターサーバーがよいという人は、ぜひ下記ページで詳細を確認してくださいね。
まとめ
この記事では、ウォーターサーバーを使うことのメリットや電気代の節約方法を説明しました。
また、電気代が比較的安いおすすめのウォーターサーバーについても紹介してきました。
ウォーターサーバーはたくさんのメリットがあり、さまざまな場面で活躍する優れものです。
しかし、ウォーターサーバーを利用する際、水代やサーバー代、電気代はどうしても必要になってきます。
なかでも電気代の節約方法を知っておけば、お得にウォーターサーバーを活用することができますよ。
災害時の備蓄や日々の節約にもつながる手段として、ぜひウォーターサーバーの導入を検討してみてくださいね。
出典:注1 災害時に備えて食品の家庭備蓄を始めよう