浄水器を購入したものの、カートリッジの交換時期が分からないまま使い続けているのではないでしょうか。
結論から述べると、交換時期はカートリッジによって異なり、浄水器の使用頻度によっても変わります。
カートリッジを交換しないと、不純物が含まれた水が出てくる可能性があり、気づかずに飲んでしまうかもしれません。
本記事では、カートリッジの交換時期と交換方法を解説しますので参考にしてみてください。
浄水器のカートリッジの交換時期と交換方法について正しく理解したうえで、浄水器を十分に活用し、きれいで安全な水を飲みましょう。
カートリッジの交換の正しい頻度と交換方法を知ったら、『プロが選ぶおすすめの浄水器10選!自分にあった浄水器を選ぶポイントも紹介』の記事を読むことでよりよい機種を知ることができますよ。
- 浄水器を選ぶポイント
- おすすめの機種やその口コミ
以上の内容が気になる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.気になる!浄水器のカートリッジの交換時期
浄水器のカートリッジの交換時期は、ビルトイン型なら1年に1回、ポット型なら2ヶ月に1回というように機種によって異なります。
浄水器で使用しているカートリッジが大きければ交換までの期間は長くなりますが、使用する水量によっても前後するためです。
また、カートリッジ交換の周期について知ることは、浄水器を利用するランニングコストを把握することにもつながります。
本体価格が安くても、カートリッジ交換の周期が短ければコストがかかるためです。
さらに、浄水器はカートリッジの交換を自分で行うため、交換時期が頻繁であればあるほど手間がかかります。
どのくらい手間がかかるかというと、具体的な作業時間として、1回のカートリッジ交換につき約10分〜15分必要です。
以上のことから、交換の回数自体を減らすためにも、私は浄水器を購入するときにカートリッジの交換時期を必ずチェックしています。
では、浄水器のタイプごとのカートリッジの交換目安を確認しておきましょう。
カートリッジの交換時期のおおよその目安
カートリッジの交換時期は製品の種類によって異なります。
交換時期の目安を、下記の表にまとめました。
浄水器の種類 | 交換時期の目安 |
蛇口直結型 | 2ヶ月~1年に1回 |
据え置き型 | 6ヶ月〜2年に1回 |
ビルトイン型 | 1年に1回 |
ポット型 | 2ヶ月に1回 |
蛇口一体型 | 2〜4ヶ月に1回 |
上記の表から分かることは、ポット型・蛇口一体型・蛇口直結型のようにサイズがコンパクトな浄水器ほど交換時期が早いということです。
それに対し、据え置き型・ビルトイン型のように大型の浄水器は比較的、交換時期が遅くなっています。
浄水器を設置するために広い場所を必要としないことから、コンパクトな浄水器を選ぶ人もいるでしょう。
しかし、カートリッジの交換頻度が短く管理に手間がかかることには注意が必要ですね。
交換時期は使用状況によって変わる
カートリッジは、種類により浄水できる水の量が決まっているため、厳密な交換時期は使用状況によってさまざまです。
たとえば、一人暮らしと四人家族では、同じ浄水器を利用していたとしてもカートリッジの交換時期が異なります。
そのため、口コミでカートリッジの交換時期を調べる際は、あなたと同じような利用状況の人を参考にしましょう。
また、一般的には家族が多ければ多いほどカートリッジの交換時期は早くなるため、家族がいる人には大型の浄水器をおすすめしています。
2.必見!浄水器のカートリッジを交換しないとどうなるのか
浄水器を利用してみて、カートリッジの交換が手間だと感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、浄水器のカートリッジを交換しないと以下の3つのことが起きる可能性があります。
- 浄水能力が落ちる
- カートリッジが目詰まりを起こす
- 浄水器が故障する可能性がある
きれいで安心できる水を飲み続けるためには、カートリッジの交換は必要不可欠です。
それでは、順番に解説していきます。
注意1.浄水能力が落ちる
カートリッジを交換しないと、浄水能力が落ちていきます。
浄水器のカートリッジの内部には、浄水の際に吸着した不純物が蓄積されているからです。
そのため、カートリッジを交換せず使用し続けると不純物の蓄積量が限界を迎え、浄水能力が徐々に落ちてしまいます。
不純物というのは、雑菌、赤サビ、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)などのことです。
人の目では、不純物が除去されていない水だと気づくことはできません。
よって、カートリッジを交換時期に交換しなければ、きれいで安心・安全な水を利用し続けることはできないでしょう。
また、交換時期を過ぎ、長期間使用しているカートリッジは、蓄積している不純物と水分により雑菌が繁殖しやすい状態です。
カートリッジを交換しないということは、浄水能力が落ちるだけではなく、衛生状態が悪くなることにも繋がるでしょう。
カートリッジの交換を交換時期までに確実におこないたい人は、少し早めに交換するとよいかもしれません。
もしくは、カートリッジ交換のサインが出るタイプの浄水器もありますので、そちらを探してみてもよいでしょう。
注意2.カートリッジが目詰まりする
カートリッジを適切な時期に交換しないことにより、カートリッジが目詰まりを起こす可能性が高くなります。
浄水器のカートリッジ内のフィルターは、細かな穴があり、その穴を使い不純物をキャッチし、水をきれいにしているのが特徴です。
しかし、カートリッジを交換せずに使用し続けると、フィルターの目に不純物が蓄積し目詰まりを起こしてしまうでしょう。
カートリッジが目詰まりしている状態で水を流すと、水が流れにくくなったり、逆流して水漏れを起こしたりするかもしれません。
以前より水が流れにくいと感じたり、浄水器から水漏れが生じたりした場合にはカートリッジの交換時期を過ぎていないか確認することが大切です。
注意3.浄水器が故障する可能性も
カートリッジの交換をしないと、浄水器が故障する可能性もあります。
浄水能力が落ちる、カートリッジが目詰まりするというような不具合です。
また、浄水能力が落ちるだけではなく、浄水器本体に負担をかけている可能性もあります。
浄水器が故障すると、ポット型であれば新しい商品を購入するだけで解決しますが、蛇口直結型は再度取り付けが必要です。
再度購入することは、カートリッジの交換以上に手間も費用もかかるため、必ず交換時期が来たら取り替えるようにしましょう。
3.知っておこう!浄水器のカートリッジの交換方法
浄水器のカートリッジの交換方法を、浄水器のタイプ別に紹介します。
この記事で紹介するのは、以下の5つのタイプです。
- 据え置き型
- ビルトイン型
- ポット型
- 蛇口直結型
- 蛇口一体型
それぞれのタイプにより交換方法が異なるため、カートリッジを交換しやすいかどうかという基準で浄水器を選ぶのもよいのではないでしょうか。
注意してもらいたいのは間違った方法でカートリッジを交換すると、浄水機能が発揮されない可能性がある点です。
交換の際の注意点をきちんと押さえておくことで、交換後もきれいな水を飲むことができるでしょう。
それでは、5つのタイプのカートリッジ交換について、例を挙げながらそれぞれ解説していきます。
一例ですので、実際の作業を行うにあたっては、浄水器の取扱説明書の交換方法を参照しましょう。
タイプ1.据え置き型の浄水器
据え置き型の浄水器とは、キッチンの作業台に置くタイプの浄水器のことです。
据え置き型のカートリッジの交換方法は以下のとおりです。
- 蛇口が閉まっていることを確認する
- 浄水器を開ける
- カートリッジ入れ替える
- 浄水器を閉める
蛇口が閉まっていることを確認して、ノズル・ホースを外し浄水器を開けましょう。
例外もありますが、本体の上蓋と下の土台部分を固定しているバンドを外すことで、浄水器本体の上半分を外せます。
次に、カートリッジの入れ替えてください。
カートリッジ交換後、浄水器の上蓋と、下の土台を繋げましょう。
繋げたら、バンドで固定しノズル・ホースを取り付けて完了です。
タイプ2.ビルトイン型の浄水器
ビルトイン型の浄水器とは、シンクの下に設置するタイプの浄水器のことです。
ビルトイン型のカートリッジの交換方法は以下のとおりです。
- 蛇口・浄水器の止水栓または元栓を閉める
- ホースを取り外す
- カートリッジ入れ替える
- 止水栓を開き水を出す
- カートリッジ内の空気を抜くため、カートリッジ本体を軽く振る
- 浄水器本体を閉める
蛇口と浄水器の止水栓または元栓を必ず閉めて、ホースを取り外します。
カートリッジには色違いの2本のホースが繋がっていることが多いので、2本とも外し、新しいカートリッジに入れ替えてください。
カートリッジを交換し、再びホースを取り付けたら、止水栓を開き蛇口から水を出しましょう。
カートリッジ内の空気を抜くため、水を出したままでカートリッジ本体をさかさまにして、少し振ります。
出している水が少し濁りますが、それがカートリッジ内の空気が抜けた証拠です。
空気を抜いたら、蛇口を閉め、カートリッジ本体を取り付け台に戻して完了になります。
タイプ3.ポットタイプの浄水器
ポット型の浄水器とは、名前のとおり冷蔵庫に入れることができる浄水器のことです。
ポット型のカートリッジの交換方法は以下のとおりです。
- 古いカートリッジを取り外す
- ポットを洗う
- 新しいカートリッジを入れ替える
- 水道水を入れ、カートリッジ内のろ材をなじませるために数回浄水を行う
- 改めて水道水を入れる
古いカートリッジを取り外し、カートリッジを除くポット内を洗浄します。
その後、新しいカートリッジを取り付け、ポットに水道水を入れましょう。
新しいカートリッジのろ材をなじませるために、複数回、下記を繰り返します。
- 水道水をポットに入れる
- 浄水する
- 捨てる(植物の水やりや掃除などに使用)
メーカーによって上記の作業の回数は異なりますので、取扱説明書を確認してくださいね。
ろ材の慣らしが終わったら、改めて水道水を入れ、浄水をします。
以上でカートリッジの交換は完了です。
タイプ4.蛇口直結型の浄水器
蛇口直結型の浄水器とは、備え付けの蛇口の先に直接取り付ける浄水器のことです。
蛇口直結型のカートリッジの交換方法は次のとおりです。
- 蛇口を閉める
- カートリッジを入れ替える
- 浄水器を閉める
- 放水し、ろ材を慣らす
最初に、作業途中で水が漏れないよう、蛇口が閉まっているか確認します。
カートリッジの入れ替え方法は、メーカーによって、カートリッジ本体をひねって取り付けるタイプと、スライドさせて装着するタイプの2種類です。
カートリッジの取付位置をよく確認し、交換しましょう。
そして、カートリッジを取り付け、少しの時間放水して完了です。
タイプ5.蛇口一体型の浄水器
蛇口一体型の浄水器とは、カートリッジが蛇口の内部に入っている浄水器を指します。
蛇口一体型のカートリッジの交換方法は次のとおりです。
- 蛇口を閉める
- 浄水器を開ける
- カートリッジを入れ替える
- 浄水器を閉める
蛇口が閉まっているか確認してから、浄水器の先端をひねって開けます。
中に古いカートリッジがありますので、新しいものと交換してください。
交換後、浄水器の先端を閉め、しばらく放水し、ろ材をなじませましょう。
以上で交換は完了です。
さまざまなタイプの浄水器のカートリッジ交換方法をみてきましたが、簡単なものもあれば複雑な作業が必要なものもありますね。
作業自体が簡単なポット型や蛇口直結型の浄水器を取り入れれば、交換の手間はそれほど感じないかもしれません。
しかし、その作業の簡単さとは裏腹に交換頻度が高いカートリッジも多いです。
それだけ作業が簡単でも交換回数が多くては、結局、手間がかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、カートリッジ交換やメンテナンスをすべて専門スタッフが行ってくれる水道直結型のウォーターサーバーです。
水道直結型ウォーターサーバーについて、紹介していきます。
4.カートリッジの交換が面倒な人にはウォータースタンドがおすすめ
ここまで浄水器のカートリッジの交換について説明してきました。
きれいな水を飲み続けるためには、正しい期間でカートリッジの交換をする必要があります。
しかし、浄水器の種類によって交換頻度、交換方法が異なり面倒だと感じる人もいるのではないでしょうか。
きれいな水を飲みたいけど、カートリッジの交換を自分でしたくない人には、水道直結型のウォータースタンドがおすすめです。
下記で、ウォータースタンドについて紹介します。
ウォータースタンドとは
ウォータースタンドとは、水道直結型のウォーターサーバーを展開している会社です。
こちらで取り扱っているウォーターサーバーは、浄水器のように水道水をきれいな水にして、ウォーターサーバーのように冷水、お湯を出すことができます。
また、ウォータースタンドが展開している商品の中でも、ネオがおすすめですよ。
なぜなら、サイズが比較的コンパクトであり、月額料金の3,850円にカートリッジの交換・メンテナンスなどの代金も含まれているからです。
ウォータースタンドの設置台数はすでに8.5万台(2020年6月時点)を突破しています。
さきほどおすすめとして紹介した、ウォータースタンドの人気機種ナノラピアネオの具体的なサイズやかかる費用は、以下のとおりです。
サイズ | 幅26cm/奥行50.5cm/高さ50cm |
初回設置費 | 9,900円 |
月額料金 | 3,850円 |
電気代 | 約859円 |
初回設置費には、設置だけではなく分岐水栓の金具、設置する際の部品、出張料金、廃材撤去費用が含まれています。
したがって、設置に関してご自身で作業をする必要はありません。
また、ウォータースタンドのサーバーは、使用を停止する際にも蛇口を元の状態に戻せますので、賃貸住宅でも設置可能です。
さらに、月額料金にはサーバーのレンタル料金のほかに、下記5つのサポートが入っています。
- フィルター交換
- メンテナンス
- 製品保障
- アフターサービス
- 本体交換
とくに、浄水器では必須のフィルターの交換サポートが入っていることは嬉しいポイントです。
下記で、フィルター交換について詳細を紹介します。
カートリッジの交換は専門スタッフがしてくれる
ウォータースタンドの最大のメリットは、カートリッジの交換を専門スタッフがしてくれることです。
専門のスタッフが、メンテナンスとしてカートリッジの交換と同時に本体の清掃、消毒作業も行ってくれます。
カートリッジの交換を専門スタッフが行うことにより解消される手間は、以下の3つです。
- 交換時期を把握する手間
- 交換用のカートリッジを購入しておく手間
- カートリッジの交換作業の手間
浄水器に必要な面倒な作業が必要ないことが、ウォータースタンドの最大のメリットと言えるでしょう。
全部で2つ!ウォータースタンドのその他のメリット
ウォータースタンドを利用するその他のメリットは、以下の2つです。
- 冷水・温水・常温水が飲める
- 自動給水のため手間がかからない
順番に説明していきます。
メリット1.冷水・温水・常温水が飲める
一番のメリットは、好きなときに冷水・温水・常温水が飲めることです。
浄水器は温度を変えることができませんが、ウォータースタンドのサーバーは冷水・温水・常温が使い分けられます。
水を冷やしたり、お湯を沸かしたりする時間が省けるので、非常に便利です。
やかんや電気ポットでお湯を沸かさなくても85℃〜93℃のお湯が出るため、インスタントコーヒーやミルクを作る時間も短縮できます。
一度その便利さを体験すると、ウォータースタンドのサーバーがなかったときの生活には戻れなくなるかもしれません。
メリット2.自動給水のためボトル交換が不要
自動給水のため、通常のウォーターサーバーのように水のボトル交換の手間がないこともメリットとして挙げられます。
事実、ウォーターサーバーのボトル1本の重さは12kg程度のものが多く、ボトルの交換はかなり重労働に感じるでしょう。
ボトル設置が本体上部の機種であれば、胸の高さまで重たいボトルを持ち上げなければなりません。
力の弱い女性や高齢の方の中には、ボトル交換自体ができないという人もいるでしょう。
ウォータースタンドなら、そのような重労働やボトルの廃棄や保管が必要ありませんので、ストレスなく綺麗な水を使うことができますよ。
当サイトでは、ウォータースタンドについてさらに詳しく紹介しています。
「ウォータースタンドが気になる」という人は、上記の記事を参考にしてください。
気をつけて!ウォータースタンドにある2つの注意点
ウォータースタンドの注意点は以下のとおりです。
- 設置作業が必要
- 設置場所の確保が必要
順番に説明していきます。
注意点1.スタッフが訪問して設置する必要がある
注意点の1つ目は、スタッフによる設置作業をする必要があることです。
水道水を通すために管を取り付けて設置を行う必要があります。
ただし、設置作業は専門スタッフが行うため、あなたが作業をする必要はありませんよ。
また、設置作業は60~90分程度で完了します。
長時間待つ必要はありませんので、導入もスムーズに行えるでしょう。
注意点2.設置場所の確保が必要
注意点の2つ目は、ウォータースタンドはサイズが大きいため設置場所を確保する必要があることです。
浄水器とは違い、ウォーターサーバー本体のサイズは、床置き型のものであれば幅30cm× 奥行35cm× 高さ110cmほどになります。
しかし、ネオはウォーターサーバーのなかでも比較的サイズが小さく、大きさは幅26cm× 奥行50.5cm× 高さ50cmです。
キッチン周りにスペースを確保することも可能なサイズですので、無理なく設置することができるでしょう。
契約前には、設置場所を必ず確認してから連絡してみてくださいね。
まとめ
この記事では浄水器のカートリッジ交換の時期・必要性・方法について説明してきました。
しかし、カートリッジの交換を自分ですることが面倒だと感じた人もいるのではないでしょうか。
水道直結型のウォーターサーバーであれば、カートリッジの交換は専門スタッフにすべて任せることができるので、面倒な作業をする必要がなくなります。
より安全で安心、おいしいお水を毎日の生活に取り入れたいあなたは、ぜひ、水道直結型ウォーターサーバーのウォータースタンドを検討してくださいね。