私たちの生活に何よりも欠かせないのが『水』。
日本は近年、東日本大震災における地震・津波の被害、豪雨や大雪、竜巻などの災害が多発しています。
さらには、異常気象も全国各地で起こり、もしもの災害に備えることが大切だと言われています。
避難所に行けば、給水支援がありますが、それも十分な量をもらえるとは限りません。
自分や家族の命を守るための『水の備え』を徹底解説します。
目次
1.備蓄水ってなんなの?
大規模地震や水害などの自然災害により、ライフラインが寸断されてしまったときに、真っ先に困るのが「水」の問題です。
普段当たり前に使っている水道水が出なくなってしまった生活を想像することができますか?
何不自由なく水を使っている私たち。
突然、水が使用できなくなったら、とても恐怖で、不安に陥るのではないでしょうか。
そのような、もしもの時のために用意しておく水を「備蓄水」や「保存水」と言い、賞味期限が5年~15年と一般的な水より長くなっているのが特徴です。
東日本大震災以降、備蓄水の需要が大きく拡大しています。
しかしながら、20~40代の女性600人を対象に実施したアンケートでは、「大規模災害の発生に備えて必要な水を備蓄している」という人が約2割しかいないというデータもあります。
いざという時の安全・安心のために、水を備えておくことが大切です。
命を守るための水
『水』は、私たちの身体の7割を占めており、私たちの生命を維持するうえでさまざまな役割を担っています。
体重の約2%の水分が失われただけで、喉の渇きや食欲の低下が現れ、約6%に及ぶと頭痛やめまいなどの症状に襲われます。
さらに約10%まで失われると筋肉の痙攣、意識障害、腎不全など重篤な状態に陥る可能性があります。
災害時に、給水支援やライフラインの回復を待つだけではなく、自分たちの力で生活できるように水を備蓄しておくことが大切です。
2.備蓄水の気になる3つの疑問
『災害に備える』と言っても、実際に災害に遭った経験のない人も多いと思います。
水の備蓄に関するよくある疑問にお答えします。
疑問1.備蓄に必要な水の量ってどれくらい?
一般的に飲料水として、1人1日3リットルの備蓄が必要と言われ、大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
しかし、一週間分の備蓄となると、4人家族で84リットルにもなり、そこまでの備蓄は厳しいのが正直なところ。
農水省からは、最低3日分の備蓄水を用意しておくことを推奨しています。
2Lボトルはコスト面では優れており自宅避難時には重宝されますが、持ち運びには向きません。
500mⅬボトルはコストが少しかかりますが、災害時に持ち出しやすく使い勝手が良いです。
備蓄水を購入するときには、一定量は2Lボトルを備蓄し、持ち出し用に500mlボトルを1箱程度備蓄するなどの方法がおすすめです。
疑問2.水道ではいけないの?
わざわざ、備蓄水を購入する必要があるのか?
普段使っている水道水が備蓄水の代わりになるのではないかと考えている人も多いのではないでしょうか。
東京都によると、水道水をペットボトルに密閉したときの保存期間は、直射日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、冷蔵庫に保管すれば10日程度としています。
水道水は長期保存に向かないため、あらかじめボトルに入れておくなどして、非常用の保存水の代わりにすることは推奨されていません。
災害発生時は、水道水が出て、すぐに水を確保できる保証がなく、水道管が破損しているなど、水道水の安全が保障されているとも限りません。
あらかじめ災害用の保存水を用意しておくことをおすすめします。
疑問3.保存期間が長いのは何で?
備蓄水は、一般的に売られているミネラルウォーターよりも保存期間が長くなっていますが、どうやって保存期間を長くしているのか不思議ですよね。
もし、保存料や特別な加工をしている水であるなら、災害時でも口にするが不安になってしまいます。
しかし、安心してください!
実は、備蓄水とミネラルウォーターに違いはありません。
保存期間が長い理由は、殺菌方法とペットボトルに秘密があります。
殺菌方法の違い
水の中に混入したわずかな殺菌が長い期間の保存によって繁殖することがあります。
それを防ぐために、高温殺菌の回数を増やしたり、精密フィルターでろ過を繰り返すことで、より徹底的に殺菌処理をおこないます。
殺菌の過程で、特別な添加物や薬品が入るわけではないため、安心して飲むことができます。
ペットボトルの違い
保存水用のペットボトルは、長期保存による容器の劣化を防ぐため、通常よりも厚みがあり、強度が高くなっています。
さらに、長期保存しても変質、変形しにくいように加工がされています。
また、キャップにも殺菌を施し、徹底的に衛生管理のもとボトリングを行っているため、通常よりも機密性が強化されています。
メーカーの中には、保管用のダンボールの防塵性にも配慮しているものもあります。
3.どんな備蓄水を選べばいい?備蓄水の選び方
「備蓄水」と言っても、メーカーや商品によって様々な特徴があります。
せっかく備蓄水を購入し、災害に備えていても、災害時に保存期間が切れていたり、自分の口に合わなかったりしてしまうと、災害時のストレスに加え、飲料水へのストレスも重なってしまいます。
災害時にも、安心して使うことができる備蓄水を選ぶうえで、大切な4つポイントをまとめます。
備蓄水の購入を検討するときには、ぜひ次の4つのポイントをチェックしてください。
- 保存期間
- ボトルのサイズ
- 水の高度
- 水質分析の有無
では、順番に紹介していきます。
(1)保存期間
備蓄水を選ぶうえで、商品によって最も違いがあるのが保存期間のちがいです。
保存期間は、製造日から5年のものが一般的ですが、7年、10年、最長で15年のものなど、さまざまな備蓄水が販売されています。
保存期間が長いものほど、1本あたりの価格が高い傾向があります。
備蓄水は保存期間を確認して定期的に買い替える必要があるため、買い替えをなるべく減らしたいという人には、保存期間が長いものがおすすめです。
味の好みや飲みやすさを重視したい人には、5年保存の備蓄水が最も種類が豊富なためおすすめです。
どの備蓄水でも、保存期間が切れる前に買い換える必要があるため、買い替え時期が把握しやすいものを選ぶのも良いかと思います。
実は、ペットボトルの水に表示されている賞味期限は、飲めなくなる期限ではありません。
日本ミネラルウォーター協会によると、水の賞味期限は、「表示された容量が確保できる期限」のようです。
しかし、賞味期限が切れた水は、臭いが移って味が味を損ねてしまう可能性や内容量が減ってしまう可能性あります。
基本的には、賞味期限が切れる前に、忘れずに買い替えをおすすめします。
(2)ボトルのサイズ
売られている非常用の備蓄水は、ほとんどが2Lボトルか500mLボトルです。
それぞれのボトルには、メリットとデメリットがあり、用途によって使い分けることが大切です。
2Lボトル | 500mLボトル | |
---|---|---|
メリット | ・コストが安い ・空き容器を再利用しやすい | ・持ち運びやすい ・水筒代わりになる ・一度に飲み切りやすい |
デメリット | ・ボトルのまま飲みにくい ・重量感があり、扱いづらい ・一度に飲み切るのが難しい | ・コストが高い |
コスト面、利便性を考えると、どちらかのボトルだけを備蓄するよりも、それぞれのボトルの使い方を考えたうえで、2Lボトルと500mL ボトルを併用して備蓄するのがおすすめです。
(3)水の硬度
水は、「軟水」と「硬水」に分けられ、違いは「硬度」の違いです。
硬度というのは、水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水とされています。
私たちが普段日本で飲んでいる水道水や国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水で、日本人の身体は軟水に慣れており、味覚の好みも軟水に合った飲み物、食べ物を好みます。
一方、「硬水」はミネラルが豊富に含まれており、手軽にミネラルを補給することができますが、飲みなれていない人は、硬水に多く含まれるマグネシウムの影響でお腹がゆるくなってしまう可能性があります。
また、硬水は独特の苦みと風味があるため、飲みにくいと感じる人が多いです。
災害時には、普段とは違う環境下で体調も崩しやすくなるため、不要なストレスを減らすためにも飲みなれた軟水を備蓄しておくことをおすすめします。
特に、乳児や幼児、高齢者がいる場合は、軟水を用意しておきましょう。
(4)水質分析の有無
非常時により安全・安心な水を確保するために、「公的機関の水質分析」がきちんと行われている水がおすすめです。
水質分析が行われている保存水には、パッケージなどに明記されているものがほとんどです。
公的機関による水質分析のされていない類似商品も販売されていることがあります。
購入の際には、よくパッケージなどを確認するようにしましょう。
4.災害時に役立つ!おすすめの備蓄水5選
備蓄水と言っても、さまざなな商品が販売されており、購入時には迷ってしまいます。
災害時のストレス多い環境で、できるだけ飲みなれた水を選ぶことが大切ですので、普段から硬水を飲んでいる人以外は、軟水の備蓄水を選ぶのが良いかと思います。
これから、Amazonや楽天市場で人気の備蓄水を5つ紹介します。
保存期間や価格に違いはありますが、公的機関による水質分析がきちんとされており、安心して美味しく飲むことができます。
2Lボトルと500mLボトルを同じ商品で併用したいという人には、カムイワッカ麗水がコストパフォーマンスに優れているためおすすめです。
商品名 | カムイワッカ麗水 | 志布志の天然水 | アルプス天然水 | 純天然アルカリ保存水 | Happy Belly |
---|---|---|---|---|---|
商品画像 | |||||
保存期間 | 15年他 | 5年 | 5年 | 7年 | 5年 |
コスパ (2L) | 〇 | △ | ◎ | 〇 | ― |
コスパ (500ml) | ◎ | 〇 | △ | 〇 | ◎ |
硬度 | 19㎎/Ⅼの軟水 | 40㎎/Ⅼの軟水 | 約30㎎/Ⅼの軟水 | 50㎎/Ⅼの軟水 | 52㎎/Lの軟水 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
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保存期間が選べる|カムイワッカ麗水(15年保存水)
出典:amazon
価格 (amazon参照) | 2L ボトル(6本入り)3480円/500mLボトル(24本入り)6180円 |
コスパ | 2L ボトル19.3円/500mLボトル34.3円 |
保存期間 | 5年、7年、10年、12年、15年 |
原産地 | 北海道虻田郡真狩村 |
水の硬度/pH値 | 19㎎/Ⅼの軟水/7.3 |
水質分析 | あり |
ミネラル | ナトリウム:7.0㎎/Ⅼ カルシウム:5.1㎎/Ⅼ マグネシウム:1.5㎎/Ⅼ カリウム:1.5㎎/Ⅼ |
味 | 少し甘みがあり飲みやすい |
特徴 | 保存水の専門メーカーが販売しており、2008年の洞爺湖サミットで、 G8首相に唯一提供されたこともあります。 さまざまな保存期間の商品が販売されており、国内最長15年保存ができます。 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
ミネラルが豊富|志布志の自然水 非常災害備蓄用ミネラルウォーター
出典:amazon
価格 (amazon参照) | 2L ボトル(6本入り)1580円/500mLボトル(24本入り)2580円 |
コスパ | 2L ボトル26.3円/500mLボトル43円 |
保存期間 | 5年 |
原産地 | 鹿児島県志布志市 |
水の硬度/pH値 | 40㎎/Ⅼの軟水/6.8 |
水質分析 | あり |
ミネラル | ナトリウム:13.0㎎/Ⅼ カルシウム:11.0㎎/Ⅼ マグネシウム3.1㎎/Ⅼ カリウム:5.6㎎/Ⅼ |
味 | 日本人になじむ口当たりでのみやすいで、美味しい |
特徴 | 20年の実績があり、全国の諸官庁や学校でも利用されています。 骨・関節・血液・皮膚・毛髪・爪の健康の為に大切な栄養素「シリカ」が豊富に含まれています。 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
参考:志布志の自然水 非常災害備蓄用ミネラルウォーター 公式サイト
大手メーカーで安心|南アルプスの天然水 防災備蓄用
出典:amazon
価格 (amazon参照) | 2L ボトル(10本入り)1546円/500mLボトル(24本入り)2941円 |
コスパ | 2L ボトル15.5円/500mLボトル49円 |
保存期間 | 5年 |
原産地 | 山梨県北杜市白洲町 |
水の硬度/pH値 | 約30㎎/Ⅼの軟水/約7 |
水質分析 | あり |
ミネラル | ナトリウム:4~10㎎/Ⅼ カルシウム:6~15㎎/Ⅼ マグネシウム:1~3㎎/Ⅼ カリウム:1~5㎎/Ⅼ |
味 | 甘みが控えめで、すっきりとキレがよく、さわやか |
特徴 | 大手メーカー「サントリー」から販売されており、安心できます。 一目で保存可能期間が分かるパッケージとなっており、防災セットの見直しの際にもすぐに起源を確認することができます。 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
唯一の非加熱処理|純天然アルカリ保存水 7年保存
出典:amazon
価格 (amazon参照) | 2L ボトル(6本入り)1787円/500mLボトル(24本入り)3180円 |
コスパ | 2L ボトル21.3円/500mLボトル37.9円 |
保存期間 | 7年 |
原産地 | 島根県浜田市金城町 |
水の硬度/pH値 | 50㎎/Ⅼの軟水/8.2~8.4 |
水質分析 | あり |
ミネラル | ナトリウム:26 カルシウム:20 マグネシウム:0.04 カリウム:0.4 |
味 | 甘みがあり飲みやすい |
特徴 | 原水が高品質のため加熱殺菌ではなく、フィルター除菌による非加熱処理のみされています。 炭酸水素イオン、シリカ、サルフェートなどの希少ミネラルが豊富に含まれている。 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
コスパを重視|Amazonブランド Happy Belly 長期保存水
出典:amazon
価格 (amazon参照) | 2L ボトル 発売なし/500mLボトル(24本入り)1960円 |
コスパ | 500mLボトル32.7円 |
保存期間 | 5年 |
原産地 | 山梨県甲府市塩山竹森 |
水の硬度/pH値 | 52㎎/Lの軟水/不明 |
水質分析 | あり |
ミネラル | ナトリウム:不明(食塩相当量0㎎/Ⅼ) カルシウム:15㎎/Ⅼ マグネシウム:3.5㎎/Ⅼ カリウム:2.1㎎/Ⅼ |
味 | かすかな甘みですっきりしている |
特徴 | 清涼飲料水販売メーカー「サーフビバレッジ」のOEM商品で、Amazonのプライベートブランドです。 500mLボトルしかなく、2Lボトルは販売されていません。 コストパフォーマンスが良い保存水です。 |
※コスパ=1L1年分で計算(1Lあたりの価格÷保存期間) |
参考:Happy Belly 長期保存水 amazon購入ページ
5.一番困る。。。備蓄水の保管方法
備蓄水は用意すべきと分かっていても、かさばる備蓄水の保管場所には、だれしも頭を悩ませます。
食品専用のストックルームがあり、十分なスペースのある家は別として、収納不足で悩んでいる家庭も少なくありません。
備蓄水をどこに、どのように収納する方法があるか、参考にしてほしいと思います。
保管場所
多くの備蓄水のラベルには、「直射日光、高温多湿、臭いを避け、風通しの良い冷暗所で保管してください。」と表記されています。
水の品質の変化を防ぐために、保管場所の温度や湿度も確認しておきましょう。
案外、見落としがちですが、香り・においの強いものと一緒に置かないことも大切です。
水は臭いが移りやすい性質があるため、臭いが水に移り、飲料に適さなくなります。
クローゼット収納
日常生活を考えると人目のつくところや、人の出入りが多いところには置きづらいと思います。
クローゼットの中に備蓄水を収納している家庭が多いようです。
玄関収納
災害時の避難経路を考えて、玄関に備蓄水をストックするのもおすすめ。
玄関に置いておくと、家族のだれもが分かりやすく、避難の時にストック場所が分かりやすいです。
分散させておく
備蓄水は、保管場所を分散して保管することが望ましいとされています。
備蓄水を非常食などと一緒に、一か所に固めている家庭が多いかもしれません。
災害時には、ドアが歪んで開かなくなってしまう、物が倒れてクローゼットが開かなくなって、備蓄水が取り出せないといったことが起こりえます。
分散して備蓄水を保管することで、全滅するリスクを防ぐことができます。
また、備蓄水を一か所に固めておく場合、けっこう広いスペースが必要になります。
しかし、分散させることで、一か所ごとに必要なスペースが小さくなり、スペースを有効活用して収納することができます。
保管場所を決めうるうえで大切なことは、「家族全員が保管場所を知っていて、わかりやすい場所」であることです。
ぜひ、家族で話し合って保管場所を決めて、非常時に誰もが素早く行動できるようにしておきましょう。
収納術
正直、備蓄水はとてもかさばります。
買ったはいいけど、どこにどのように収納しようか、と思う人も多いはずです。
何とか上手に収納したいのが本音。。。
ここでは収納法を紹介しますので、参考にしてください。
(1)購入時のダンボールのまま収納する
購入時のダンボールのまま収納している人が多いようです。
隙間なくペットボトルがダンボールに収まっているため、安定感があります。
複数の箱を一緒に収納するときには、ダンボールのサイズがそろうため、収納しやすいです。
商品によっては、備蓄水用のダンボールには、長期間保存ができるように強度を上げているものや、取っ手などの穴をなくしゴミや虫の侵入を防ぐような工夫があるものが多くなっています。
災害用備蓄水のダンボールには、災害時伝言ダイヤルの使い方が書かれているものもあります。
災害時の混乱した状況の中で、家族に安否を知らせることができるため、手引きがあることはとても安心できると思います。
(2)ボックスにキャスターをつける
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『無印良品』のポリプロピレンボックスにキャスターを付けて収納。
キャスターを付けているため、重たい水を入れても、簡単に持ち運びできます。
動かしやすくなるため、普段の掃除の手間も省くことができます。
(3)ベット下のスペースの活用
\\#備蓄水の収納場所 //
ベッド下の高さが16cmしかなく
収納としては使いにくいなぁ…と、思っていたのですが
2ℓペットボトルが #シンデレラフィット ‼︎‼︎‼︎
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ベランダには置いておきたくないし、
重さもあるか… https://t.co/TLW19eXoxf pic.twitter.com/h3F7iCDdrM— 整理収納スタイリスト米山真央 (@sweetstyles_JP) October 13, 2017
ベッド下は、高さがなく、取り出しも面倒なため、洋服などの収納に使いづらいです。
備蓄水を収納することで、ベッド下のスペースを有効活用できます。
ケースに入れて収納することで、ゴミやほこりが入りにくく、ベッド下から取り出しやすくなります。
ローリングストック法
これまでの「備蓄」のイメージは、「緊急時に備えての食品を長期保存すること」でした。
しかし最近では、「ローリングストック法」という備蓄方法が推奨されています。
普段から水や食べものを多めに買い、日常的に食べながら、食べた分をまた買い足すことで、家庭でも常に食べものや水を備蓄しておくという考え方です。
備蓄量は一定に保たれ、新鮮さもキープされ、期限切れを防ぐことができるという大きな利点があります。
【9月1日は #防災の日】災害時の飲料水・食品の備蓄はできていますか?缶詰め・乾麺・フリーズドライ食品などがおすすめです。
ただ、1週間分の備蓄は大変……そんなあなたに「ローリングストック法」の紹介です。ぜひ活用してみましょう。#今やろう #東京防災 #立川市 pic.twitter.com/fNCwSzgqKh— 東京都立川市 (@tachikawa_tokyo) August 31, 2019
6.知っているといいかも、備蓄水に関する豆知識
備蓄水は、災害に対する家庭での備えのひとつで、各家庭によってベストな備え方は異なります。
備蓄水を検討する上で、知っておくと参考になる豆知識を紹介します。
ウォーターサーバーは備蓄水として効果あるのか?
災害時など、いざというときに使える備蓄水として、ウォーターサーバーが注目を集めています。
備蓄水のペットボトルによる備蓄は、保管場所が必要となり、数年に一度は、保存期間を確認して買い換える必要があります。
ウォーターサーバーを利用している家庭は、予備のボトルを少し多めにしておくことで、災害用の備蓄水としている人も多いようです。
非常時でも普段飲んでいる水を飲むことができるため、非常時にも安心感があります。
また、日常的に飲んだ分の水が定期的に配達されてるため、ローリングストック法による保管法にも基づいています。
サーバーによっては、停電時にも給水できるものやボトルに給水コックを直接取り付けることができるものもあります。
災害時の節水術
1人1日3Lというのは、飲料水として必要な備蓄です。
もしも、災害が起こったときには、飲料水のほかに、生活用水が必要になります。
用意した備蓄水をできる限り飲料水として活用するために、防災グッズとして準備しておくと便利なものを紹介します。
簡易トイレ
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断水時には、トイレの水も出なくなるため、トイレを使用しても、流すためには備蓄水を使わざるおえなくなります。
簡易トイレを用意しておくことで、水を使用することなく、排泄物の処理ができ、水の消費を抑えることができます。
ラップの有効活用
私のお気に入りの防災グッズ、それは「ラップ」です。音楽のラップも好きですが、食品を包むほうのラップです。水が使えないなどお皿が洗えない時、皿全体をラップで包みます。使い終わったらラップを外せばきれいなお皿のまま、しかもゴミもかさばらない!みなさんもぜひお試しください。良いお年を! pic.twitter.com/Fof9XMNbGk
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) December 28, 2016
実は、ラップは災害時にとても有能です。
ラップをお皿にかぶせてカバーにすることで、お皿を洗う水を節約し、繰り返しお皿を使うことができるようになります。
そのほかにも、ラップは、怪我をしたときの包帯代わりになったり、体に巻き付けて防寒対策に使うことができます。
まとめ
備蓄水などの災害対策用品は、本当に災害が起きた時には手に入りません。
必要のない時に、どれだけ「もしもの時」を想定して準備できるかによって、災害時の安全・安心が大きく変化します。
ぜひ、この機会に、家族の命を守る「備蓄水」ついて考えてみてはいかがでしょうか。