浄水器カートリッジの交換時期は?目安を知っておいしい水を飲もう!

浄水器の交換時期の目安

「浄水器のカートリッジの交換が面倒で期限が過ぎてしまったけど大丈夫かな」と思っていませんか?

浄水器カートリッジは適切な交換時期を守らないと、本来の機能を果たせず十分な浄水ができなくなってしまいます。

十分な浄水ができないと、残留塩素や水道管内の赤錆など不純物が入ったままの水を飲むことになるのです。

この記事では、日頃から浄水器の研究をしている筆者が浄水器カートリッジの交換時期の目安や、交換しないリスクについて解説します

また、自身での浄水器カートリッジの交換やメンテナンスが不要なおすすめのウォータースタンドについても紹介していきます。

浄水器カートリッジの適切な交換時期やメンテナンス方法を正しく知り、おいしい水を楽しみましょう!

“おすすめの浄水器が知りたいあなたへ!”

よい性能の浄水器を知りたい人には『プロが選ぶおすすめの浄水器10選!自分にあった浄水器を選ぶポイントも紹介』の記事もおすすめです。

  • 蛇口直結型浄水器を選ぶポイント
  • おすすめの機種やその口コミ

以上の内容が気になる人は、ぜひとも参考にしてください。

1.浄水器カートリッジの交換時期は?目安となる3つのポイント

基本的にどのカートリッジでも、数か月~1年おきに浄水器カートリッジを交換しなければなりません

しかし、詳細な浄水器カートリッジの交換時期の目安はカートリッジの種類、使用状況によって異なります。

具体的に交換時期を分類するポイントとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 浄水器カートリッジの種類によって異なる
  • 浄水器カートリッジの使用状況が多いほど早めに交換するべき
  • 浄水器カートリッジの吐水流量が減っている

浄水器カートリッジや、浄水器本体のメンテナンスを行うことで、交換時期まで長く安全に浄水器を使えるようになるのです。

それぞれのポイントについて、詳細を確認していきましょう。

ポイント1.カートリッジの種類によって異なる

カートリッジの種類によって交換時期の目安は異なります。

浄水器には取り付けが簡単な蛇口直結型、一見、浄水器を使用しているようには見えない蛇口一体型などさまざまです

それぞれの交換時期の目安は以下になります。

  • 蛇口直結型: 2~6か月に1回
  • 蛇口一体型:2〜4か月に1回
  • ポット型:1~3か月に1回
  • 据え置き型:6か月〜1年に1回
  • ビルトイン型: 1年に1回

いずれの場合でも、カートリッジの交換は数か月~1年に一度おこなう必要があるため、高い頻度での交換になるでしょう

ポイント2.使用状況が多いほど交換は早めに

浄水器を使えば使うほど、交換は早めに行う必要があります

たとえば、家族がたくさんいて、水道水をたくさん使うという家庭の場合はカートリッジの老朽化が早いです。

このように、使用状況が多い場合は通常の交換時期の目安よりも早くカートリッジを交換しなくてはならないでしょう。

最近の浄水器には、カートリッジの交換時期をお知らせしてくれるタイプもあります。

使用量に応じて変わってしまう交換時期ですが、お知らせしてくれるタイプであれば本来と違う交換タイミングでも的確に分かるのがポイントです。

調理で大量に水を使う、家族が多いなど使用量が多いことが想定される場合は交換時期をお知らせしてくれるタイプの浄水器を使いましょう。

ポイント3.吐水流量が減っている

浄水器から出される吐水流量が極端に少ない場合は、カートリッジを交換しましょう

なぜなら、カートリッジに不純物が詰まることで正しく浄水器が機能せず、吐水量が減ってしまっているからです。

ほかにも、元栓がしっかり開いていないほか、カートリッジが十分に機能していないことが原因かもしれません。

吐水流量が少ないまま浄水器カートリッジを使い続けると、カートリッジの目詰まりと水圧により、浄水器が故障する可能性もあります。

浄水器の吐水流量が少ないなと感じたら、目安の交換時期ではなくても早めにカートリッジを交換しましょう。

主なメーカーの交換時期の目安

浄水器の交換時期は、各メーカーで交換時期の目安について表記されています

以下は、各メーカーのホームページで公開されている交換時期の目安についてまとめた表です。

これらの表を目安に、浄水器カートリッジの交換時期について検討してください。

下表は、蛇口一体型の浄水器のカートリッジの交換時期です。

メーカーごとの交換時期の目安を確認したのち、ケース毎に詳しく見ていきましょう。

メーカー交換時期の目安
クリナップ4か月
パナソニック使用可能な総ろ過水量の目安は1,200L

  • 1日に10L使用する場合: 約4か月
  • 1日に20L使用する場合: 約2か月
クリンスイ4か月
タカギ2か月〜4か月
トクラス使用可能な総ろ過水量の目安は1,200L

  • 1日に10L使用する場合: 約4か月
  • 1日に20L使用する場合: 約2か月

蛇口一体型の浄水器は、基本的に2~4か月が交換時期となっています。

ポット型と蛇口直結型の浄水器も確認してみましょう。

メーカー交換時期の目安
ブリタ(ポット型)最長4週間
東レ「トレビーノ」(蛇口直結型)2か月~5か月

ポット型はカートリッジのサイズが小さいので交換頻度も高くなり、蛇口直結型は種類によってはろ過水量が多いので蛇口直結型と同程度の交換頻度になります。

これらの交換時期はあくまでも目安であり、水質や水の使用量に応じて違いが生じます。

異変を感じた場合は早めに浄水器カートリッジを交換しましょう。

2.気をつけよう!浄水器カートリッジを交換しないリスク

浄水器カートリッジを交換しないとどうなるでしょうか?

浄水器カートリッジを交換しない場合の注意点やリスクには、以下の2点が挙げられます

  • 浄水器の効果を得られなくなる
  • フィルター内にゴミやカビが溜まる

ちょっとぐらい交換時期を過ぎても大丈夫かな?と放置していると、思わぬところで弊害が出てしまうかもしれません。

浄水器の効果を十分に得るためにも、カートリッジを適切なタイミングで交換しましょう。

リスク1.浄水器の効果を得られなくなる

フィルターの交換時期の目安を過ぎてしまうと、浄水が十分におこなわれず、浄水器本来の効果を得られなくなってしまいます

除去するべき不純物が除去できない、あるいは浄水器そのものが故障するリスクにも繋がってしまうのです。

ですので、浄水器のカードリッジは定期的に交換しなければなりません。

リスク2.フィルター内にゴミやカビが溜まる

浄水器カートリッジを交換せずに放置していると、フィルター内にゴミやカビが溜まってしまいます

この状態で浄水器を使い続けていると、浄水器で除去するべき不純物が水道水に入ってしまうリスクがあります。

不純物が入ったままの水はおいしくないことはもちろん、水道水には発がん性が指摘されている成分も含まれているため、ゆくゆくは健康に害を及ぼすかもしれません。

せっかく浄水器を使っているのですから、本来の効果を得るために必ず浄水器カートリッジの交換時期目安を守りましょう。

カートリッジ交換を忘れないためにできること

カートリッジ交換を忘れないためには、交換時期を正しく把握することが必要です

交換は定期的におこなうため、交換時期を忘れないようにスケジュール帳やカレンダーにメモしておくとよいでしょう。

また、吐水流量によってもカートリッジの調子を判別できるため、少ないなと感じたらカートリッジを交換することをおすすめします。

3.何がある?浄水器カートリッジの2つの機能

ここまで、浄水器の交換時期や交換しないリスクについて紹介してきました。

安全でかつおいしい水を使うためには、浄水器の力は欠かせません

では、浄水器は一体どのようにして水を綺麗にしているのでしょうか?

浄水器カートリッジには以下の機能があります。

  • カルキ臭を除去しておいしい水が飲める
  • 不純物を除去できる

安全においしい水を使うためには、浄水器カートリッジのフィルターが欠かせません。

浄水器カートリッジはカルキ臭を取り除いてくれるだけではなく、私たちの身体にとって有害となる恐れがある物質を取り除いてくれるのです。

浄水器カートリッジがどのような役割を果たしているか、詳しく見ていきましょう。

機能1.カルキ臭を除去しておいしい水が飲める

浄水器を使うことで水道水の残留塩素を取り除くことができるので、カルキ臭を除去することができます

カルキ臭は、水道水に含まれている消毒用の塩素が原因となっている匂いです。

安全においしい水道水を飲むためにカルキ臭は避けられないものですが、浄水器を使うことによって浄水器カートリッジがカルキ臭を除去してくれるのです。

カルキ臭から発せられる不快な匂いがなくなることで、飲みやすくおいしい水になります。

また、調理の際も使用することで、食材本来の味を生かした料理に仕上がりますよ。

機能2.不純物を除去できる

浄水器カートリッジではカルキ臭以外にも、さまざまな不純物を除去する効果を得られます

下表は、消費者庁が発表している浄水器により除去できる物質名です。

浄水器はこれらのすべて、もしくは一部を除去できるようになっています。

除去対象物質の区分除去対象物質の種類を示す用語
遊離残留塩素遊離残留塩素
濁り(水中浮遊微粒子等の濁りを発生させる物質)濁り
揮発性有機化合物
  • クロロホルム
  • ブロモジクロロメタン
  • ジブロモクロロメタン
  • ブロモホルム
  • テトラクロロエチレン
  • トリクロロエチレン
  • 総トリハロメタン
農薬2-クロロ-4・6-ビスエチルアミノ-1・3・5-トリアジン
かび臭2-メチルイソボルネオール
重金属溶解性鉛

《 ← 左右にスクロールできます →》

出典:浄水器|消費者庁

揮発性有機化合物は、発がん性が指摘されている物質です

即座に健康被害がでなくとも、浄水しないでそのまま水道水を飲んでいるとそれが原因の一部となって、将来的に病気になってしまうかもしれません。

浄水器は、こうした物資が原因となる健康被害を防いでくれるのです。

4.メンテナンス不要!ウォータースタンドとは

水道直結型ウォータースタンドをおすすめする

浄水器カートリッジの交換時期や性能について確認していきましたが、そもそもカートリッジの交換やその期限の管理が面倒だと感じる人もいます

実際、筆者も浄水器を使っていてカートリッジの交換を忘れてしまったことや、作業が面倒だと感じることがありました。

そこでおすすめしたいのが、ウォータースタンドです。

ウォータースタンドを導入すると、自身でのカートリッジ交換やメンテナンスが不要になります。

ここからはウォータースタンドについて、下記2点を見ていきましょう。

  • フィルター交換は業者におまかせ
  • 定額で使い放題

メンテナンスが楽で、いつでもおいしい水が飲めるウォータースタンドは浄水器より使い勝手がよくておすすめですよ。

ポイント1.フィルター交換は専門スタッフにおまかせ

ウォータースタンドなら面倒なフィルター交換はスタッフが全て行ってくれます。

ウォータースタンドを導入すれば、専門スタッフが定期的に本体のメンテナンスをおこない、そのなかでカートリッジの交換もしてくれるため、自分で交換する手間が省けます。

また、メンテナンス費用もすべて定額の使用料金に含まれているので、別途費用を払う必要はありません。

ポイント2.定額で使い放題

ウォータースタンドは定額でおいしい水が使い放題です。

月額3,850円と、リーズナブルな価格でおいしい水がいつでも楽しめます。

浄水器と料金を比べてみましょう。

 浄水器 Panasonic TK-CJ12ウォータースタンド ネオ

商品画像

パナソニックTK-CJ12

ウォータースタンド ネオ

レンタル料金0円3,850円
初期費用2,000~8,000円9,900円
水代(24リットル)6円(水道代のみ)6円(水道代のみ)
フィルター交換費用6,000~8,000円0円

《 ← 左右にスクロールできます →》

ウォータースタンドの場合、レンタル料金は月額3,850円で固定です

浄水器の場合は初期費用は安いですが、定期的にフィルターを交換しなければならず、フィルターの交換費用もかかります。

一方で、ウォータースタンドの場合は月額料金にメンテナンス代も含まれているので、安心して利用できるのです

また、浄水器は常温水のみですが、ウォータースタンドは冷水やお湯をすぐに使うことができます。

暑い日に自宅に帰ったらすぐ冷たい水を飲んだり、赤ちゃんのミルク作りを時間をかけずにおこなえたりと浄水器よりも活用の幅が広いのです。

水道直結型ウォータースタンドが気になる人は、下記から詳細を確認してみてくださいね。

まとめ

浄水器のカートリッジは適切な時期に交換が必要です

定期的に浄水器カートリッジの交換をしないと、不純物を除去するという本来の機能を果たせなくなってしまいます。

フィルターに不純物が溜まると、かえって安全性が損なわれることもあるのです。

カートリッジの交換時期の目安は、カートリッジの種類、使用状況、吐水流量によって異なります。

浄水器カートリッジ交換や交換期限の把握が面倒だと感じる人には、ウォータースタンドがおすすめです

月額料金だけで、専門スタッフによる定期的なメンテナンスがおこなわれ、カートリッジ交換もおこなってくれます。

浄水器カートリッジだけでなく、ウォータースタンドの導入についても、ぜひ検討してみてください。

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